Alteraのツールが重たくなって最新バージョンでFPGAボードのDE0が動かせなくなって、
ノートPCを買い替えてWindows11にしてQuartus2を入れてなくて、それ以来使ってなかったけど、
最近の半導体ブームで以前作った教材の問い合わせがちらほらあったので、
久々にDE0を動かせるか試してみました。
まず、DE0に入ってDVDから起動するインストーラーでフリーバージョンを選んでみたけど、固まって動かず。フォルダの中のQuartus freeのインストーラーを起動しても応答なしで動かず。
exeファイルの中身をいったんスキャンしてからインストールしようとしてるのかもしれないと思って、
quartusii_web_edition.exe をまるまるPCのハードディスクにコピー。
それから起動。変更加えていいか聞いてくるけど、そのまま続行したらインストールが始まりました。
その後は、ライセンスはfreeで使う選択をすると動きました。
verilogで簡単なand回路を書いて、コンパイルも無事通り、
waveform editor で波形を書いてシミュレーションもできて、
ピンのアサインをしていざFPGAボードに書き込もうとするとドライバが見つからない。
デバイスマネージャーでドライバ更新しようとしたけど、なんか拒否られてる。
詳細を開くと、
Windows セキュリティの [メモリ整合性] 設定でドライバーがデバイスに読み込めないため...
という記述の後に、
Windows セキュリティの [コア分離] ページに移動します。
から移動、
[メモリ整合性] 設定がでオフに設定。
それから再起動してみると、ドライバが使えるようになりました。
Quartus2のプログラマーを開いて、USB-bluster を選択して書き込みすると、
無事FPGAボード上でAND回路が動作。
1時間くらいかかりました。
ちなみに、いまDE0は買えません。
検索すると、
DE0-Nano Development and Education Board
というのがありますが、
スイッチやLEDの数が少なくて実験・演習では使いにくそう。
写真で検索したら、
Xilinxから発売されている最新のArtix-7を搭載した教育用ボードがありました。
32,768円でちょっとお高いですが。
Basys3 Artix-7 FPGAボード