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May 30, 2009
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カテゴリ:映画の話
■いやーー驚きました。ノーマークだっただけに。

これは傑作ですよ。

■原作はスティーブン・キングの中編「霧」。長ったらしい作品が多い中で、コンパクトにまとまった一編です。しかも内容が凄まじいので、私は最も好きな作品です。

何が凄いかって、その得体の知れなさです。ホラーは、正体を説明してしまうと納得してしまってつまらなくなることが多いのですが、この小説は最後まで得体が知れない。

わけの分からない何かに攻撃され続け、絶望的になっていく人々の姿を丹念に描いています。

もちろん、スティーブン・キングらしい生理的嫌悪を伴う即物的な描写が波状攻撃のように続きます。いや、それでは足りない。想像を絶する悪夢のような描写が暴力的に続きます。この時代のキングの想像力は、まさに唯一無二のものだったと言っていいでしょう。

■映画「ミスト」はその完全映画化です。監督は名作「ショーンシャンクの空に」のフランク・ダラボン。

キングが最もお気に入りの監督だけに、人々が絶望の中で狂気に陥る様子を丁寧にゆっくりと描いています。彼の小説を映画化するには、これぐらい丹念にドラマを作らないと怖さが伝わらないということがよく分かります。

■それに、ホラー描写も凄まじい。もともと原作も即物的な描写が多いので、映画にしやすかったんでしょうね。これぐらい凄まじいのは「遊星からの物体X」以来です。

あまりにおぞましいので、二度と観たくありません^^;それぐらい脳髄にきますよ。。。

■もしホラー描写を少し抑え目にしたら、もっと評判になったのかな。やりすぎているので、B級テイストの映画になってしまった観があります。だから悪いってことはありませんが。

■ラストシーンは、原作と変えています。でも絶望的なのは同じです。

後々悪い余韻の残る映画でしたね…

「ミスト」





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Last updated  June 10, 2014 06:47:45 AM
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