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(注)今日の日記はノンフィクションであり、登場する人物・場所・会話等はすべて実在のものです。
「・・・Cさんは、田舎はどちらですか?」 以前、出張で心ならずもお世話になった厚☆労※省のお役人様と、帰りにホテルのラウンジでお茶を飲んでたときのことです。 「は?」思わず聞き返してしまいました。 「・・・いや、田舎というものはありませんが。あえて先祖をたどれば長崎県の海賊兼隠れキリシタンでうんぬんかんぬんだそうで・・・。」 お役人様はテーブルに運ばれてきた紅茶にスティックシュガーを丸一本さらさらとぶちまけ、スプーンでガリガリとかき混ぜて一口すすり、顔をしかめながら答えました。 「あ、それじゃお生まれはもう東京だったんですね?それは失礼しました(汗)」 「は?」 ・・・東京生まれなら失礼だが、地方出身者に対しては失礼にあたらないって意味でしょうかね(汗) 「・・・あの~、先ほど名刺を差し上げたように、私は兵庫県ですが。」 人の名刺なんかろくに見てないってことですね(汗) 「え? あ、そうだったですね。それにしてはきれいな標準語ですなあ。」 お役人は砂糖一本では足りないといった風情で、砂糖の容器を求めるように視線をテーブルの上に走らせていました。私は紅茶やコーヒーはストレートしか受け付けないので、自分の分のスティックをお役人様に献上すると、「や、や、どもども」と遠慮なく受け取り、カップにぶちまけ、またガリガリとかき混ぜ、一口すすって、それでも少し顔をしかめて言いました。 「・・・いや~、私なんかよりずっと都会になれた雰囲気なんで、つい東京住まいの長い方かと思っちゃいましたが」 「東京の人間でなければ、何か不都合でもおありですか?」 「いやいやそうではないけど、ちょっと意外だったもんで。」 ・・・東京人がすべてそうだなんて、もちろん思いませんが、言葉の端々に無意識に中華思想みたいなものがでてくるというのは、東京人によくある思い上がり。特にそのまたど真ん中の霞ヶ関あたりに巣食ってる人種には、山手線内以外はすべて「地方」なんて意識の持ち主がいるんですよ(汗)そんな人種に限って、地方の人間だとわかった瞬間から態度が豹変して、急に横柄になったり、口の利き方がぞんざいになったりする。ま、そんな連中と話をするときには、顔ではひたすらごもっとも、と笑ってすませ、脳内でおもむろに火炎放射器などを取り出し、バッハかモーツァルトなどをBGMにしながらお役人様の鼻めがけてぶっ放してやるのが私の密かな楽しみで(爆) 「・・・いや~、ここの紅茶はやっぱり一味ちがいますな。フォースダム&メーソンだそうだから」残った紅茶を一息に飲み干したお役人様は、満足そうにカップを皿に戻しました。 「フォートナム&メーソンですか・・・いや~さすがですね。私なんか砂糖を入れると味がわからなくなっちゃって、ティーバッグと変わらなくなっちゃいますよ。田舎モノなんで」 「わはは、そうでしょう、そうでしょう」 私の脳内で鼻を黒焦げにされたとも知らず、お役人様は高笑いしながらソファーにふんぞりかえってご満悦そうでした。 ・・・今週末、また霞ヶ関なんだよな。火炎放射器の手入れをしておかねば(--;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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