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さっきUPした昼飯の宇宙論的展開には続きがありましてね・・・午後の家事を手伝ってもらって、姪が帰る前に紅茶を入れたときの話。
「・・・でもビッグバン理論って不思議ですよね。なんだか神が”光あれ”といったら混沌のなかから世界が生まれた、という発想にものすごく近いもの。いわば無から有を生じたようなものでしょう?」と姪が蒸し返しはじめたので・・・ 「いやそうでもない。それと同じような現象は私たちも普段よく目にしてるはずだよ。無から有が生じるなんてことはね。」 「???」 「・・・たとえば、この世界は3次元空間だが、かりにそれが2次元、つまり平面の世界だと想定しよう。そうだな、山の中の静かな湖の、波ひとつない鏡のような水面を思い浮かべて見て。」 「・・・はい、想像しました。」 「突然雨が降ってきた。最初の雨粒がいままさに水面に触れました。さて何が起こる?」 「しぶきが上がって・・・波紋が広がっていくわね・・・」 「何もない平面上に突然<点>が生じて、そこから一定速度で<面>が広がっていくだろう?」 「・・・あ、それがビッグバンの正体だっていうの? つまり3次元よりもっと高次元の世界があって、そこからの外部の力が加わったって・・・」 「もちろん実際にはその<力>は解明されてない。でももっとも単純にその現象を説明できるのは、この外的要因説だよ。ただしそれがある種の意志、つまり神の手によって行われたのかどうかは我々には論評しようがないだけだ。」 「ふ~ん、光あれ、か。宇宙が雨粒から発生したなんて思ってるのは叔父さんだけかもしれないけど、考えてみたら宇宙の創世神話なんてみんなそんな身近なたとえから始まってるものよね。誰か絵本にでも描いてくれないかな、<雨が降って、世界は生まれた>ってタイトルで」 「あんた描きなさいよ(ーー;)」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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