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テーマ:映画館で観た映画(8351)
カテゴリ:洋画(は行)
原題: BROKEN ENGLISH 監督・脚本 : ゾエ・カサヴェテス 出演 : パーカー・ポージー 、 メルヴィル・プポー 、 ジーナ・ローランズ 、 ドレア・ド・マッテオ 、 ジャスティン・セロー 公式サイトはこちら。 <Story> 30代独身、NYでホテルのVIP担当として働いているノラ(パーカー・ポージー)。 親友のオードリー(ドレア・ド・マッテオ)は自分が紹介したマークと結婚、母親(ジーナ・ローランズ)からは「あなたの年頃でイイ男は残ってない」と心配されている。 あるがままの自分を愛してくれる人と出会いたい。 でももう、誰からも愛されないかもしれない…。 揺れ動く希望と不安を抱えながら、ノラは新しい出会いを求めるが、ことごとく失敗。 そんな時、同僚が主催したホームパーティーで、フランス人男性ジュリアン(メルヴィル・プポー)と出会い…!? ブロークン・イングリッシュ - goo 映画 <感想> 周りでもあんまり評判はよくなさそうな、この映画なんですが、 予告で結構面白そうだったのと、 やっぱり自分のフィルターを通したかったので。 これも早々に終了しそうな感じなんでさっさと行って来ました。 周りの感想で一番多かったのが、「女性向けの映画」ってお言葉でした。 まあ、そうって言えばそうです。 だけど。 だけどさ(笑 女性だけの話、じゃないわけで。 だって恋愛なんだから、相手が必要でしょ。 ここでもしっかり男性出て来てるしね。 ノラの考え、実は自分としてはかなり共感できるものがありました。 誰か、自分を本当に愛してくれる人に出逢いたい。 だからいつも、「この人じゃないか」って思いながらお付き合いをする。 だけど現実は、想いが一方通行だったりして、なかなかうまくいかない。 いいなって思う人に出会っても、果たしてその人が本当に自分が待っていた人なのかがわからない。確かめる術がない。 そして、あと少しなのに引いてしまって、 せっかくの運命の人を逃し続けて、そしてまた探して・・・ 。 それがノラの恋愛事情。 独りは淋しい、だからぬくもりを求めていく。 でもそれが本当のものなのか、ノラは確かめるのが怖いんですね。 確かめたら、それが最後になりそうで。
確かに怖いかもしれないけど、そこから抜け出して、 相手を信じて、自分も踏み出していかないと、2人の間には何も生まれない。 年齢を重ねていくと、そこのところが億劫になったり、 今までの経験が妙に邪魔して、自信がなくなってしまったりして、 ギクシャクすることが当たり前になったり。 なかなかうまくいかないのが、大人の恋愛なんでしょうね(笑 心を全部許したとしても、それに見合った恋じゃないと絶対に女性の方がリスクとか傷も大きい。 その点男性は割り切れるもんね(苦笑 だから、この映画の中でノラが流していた涙の意味って、痛いほどじんじん沁みてくるんですよね。 そこで素直になればいいのに・・・ って思ったって、そんなに簡単に生活変われないっていう気持ちも、すごくわかるんですよね。キャリアとか待遇とかも大事だし。 彼女がしていることは、キッチンにも書いてあった通り、 "NO HUNTING" なんですよね。 男漁りじゃない。 真剣なんですよ。 声をかけられる、それだけノラが魅力的なんです。単に美人というだけではないものがあるからです。 ただのつまらない美人なら、話しただけで分かるし、 そういう人を伴侶にしたいと思うでしょうか。 思い切って、恐る恐る自分の殻を破っていくノラの姿、時には痛い目に遭ったりするけど、 でもその勇気はすごく素敵なことなんじゃない?? 何もしなければ、何も生まれることはないですから。 「結婚は契約だから、愛とは全く違うこと」 えらく突き刺さるわぁぁぁ。 苦笑 だからといって、オードリーが言われる、「秘密にしましょう・・・」的な扱いも、女性にとっては傷つくものです。 シングルでも既婚者でも、愛されたいのですよね。いつまでも。 何だかうなずくことばかりでした(笑
今日の評価 : ★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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