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テーマ:試写会で観た映画の感想(680)
カテゴリ:洋画(か行)
原題: THE TIME TRAVELER'S WIFE 監督 : ロベルト・シュベンケ 脚本 : ブルース・ジョエル・ルービン 出演 : レイチェル・マクアダムス 、 エリック・バナ 、 アーリス・ハワード 、 ロン・リビングストン 試写会場 : 109シネマズMM横浜 公式サイトはこちら。 <Story> ヘンリー(エリック・バナ)は、遺伝子の異常から一つの時間軸にとどまることができないタイムトラベラー。 自分の意思に関係なく、現在、過去、未来を瞬間移動する。 それは、誰にも信じてもらえない、秘密を抱えた孤独な人生。 ある日、旅した過去で、一点の曇りもないキレイな心を持つ少女・クレア(レイチェル・マクアダムス)と出会う。 クレアが「未来から来た」というヘンリーの言葉を信じた瞬間から、二人の特別な愛の物語は始まる。 過去を訪れるたびにクレアの相談相手となり、彼女の成長を見守り続けたヘンリー。 親友から、互いに心ときめく存在に変わっていったふたりは、ついに同じ時代で固く強く結ばれる。 しかし、愛すれば愛するほど、二人は気づく。 一緒にいられる時間が、あまりにも短いことに…。 [ 2009年10月24日公開 ] きみがぼくを見つけた日 - goo 映画 <感想> ひさびさ、シネコン試写が当たりました。
「遺伝子の異常によって、時を移動してしまう能力が身についてしまった」という設定のヘンリー。 やっと待ち焦がれた人に逢えたかと思うと、 その姿が砂のように消えて行ってしまう。。。 というのは予告でもやっていましたね。 困るのは移動する時間と場所を選べないこと。 そして何故か裸で移動です(笑 その時代で洋服を探すので、実は彼の裸のシーンは多く、こういうところはエリックファンにはサービスかも? 笑 ヘンリーは時間を選べない。 移動先がクレアと出会う前であっても、そして知らない方がいいことを知ってしまっても、その事実を全て受け入れないといけない。 知りたくないことを知らされるほど辛いことはない。 そして彼は自分の運命を知って、最愛の人たちにできることは何なのかを考えていきます。 いつやってきて、いついなくなるのか、 誰にもわからないし、選ぶことはできない。 もしそんな人を好きになってしまって、伴侶になってしまったら、 一体どんな生活が待っているのだろうか。 クレアとヘンリーの関係は常に不安定です。 クレアはそんなヘンリーに不満を持ちますが、やがて彼女自身も彼が背負う運命に気が付き、彼との時間の過ごし方について考えを変えたり、そのことに対して前向きに受け入れていきます。
主人公は、エリック・バナ演じるテイラーかと思ったのですが、 この原題を見ると、あくまでレイチェル・マクアダムス演じるクレアの目線の映画なんですね。 『ベンジャミン・バトン』をどうも思いだすんだけど。。。 と思ったら、何とエンドロールのexecutive producerに名を連ねていたのは、ブラッド・ピットじゃないですか。 これも同じワーナーっていうのも何か意味があるんでしょうか。 ただ、ベンジャミン・・・と違うのは、あの映画は出来事が順番だったので、何となく推測がつきやすかったのに対して、 ここに出てくるテイラーは、選ぶことはできないけれど、自分の人生の過去や未来を見ることができ、そしてその時々を分かち合うことができる。 それが故に、知りたくないことまで知ってしまうのだけど。 そしてクレアや家族、そして友人たちに支えられて、テイラーは生きていく。 今ここにあの人がいてくれたら。。。 あの人に1度逢ってみたかった。 そんな願いが叶ったらいいなと思ったことはないだろうか。 もう逢えないと思っていた人に思いがけなく出会えた時、その出逢いに感謝しつつも、想いの丈を思いっきり伝えたくなる。 アルバにとっては悲しいことだけど、逢えた時にこそ、テイラーに逢えてよかったという喜びを最大限に伝えていた。 抱きしめても、抱きしめても、 形あるものはいつかは消えてなくなるもの。 でも、いつでもまた逢えると信じていれば、逢えるのかもしれない。 温かいものが心に流れているから、たとえ今すぐ逢いたいときにそばにいることができなくても、さみしくない。 人と人との間に流れる想いを感じさせてくれた1本のような気がします。 だらだらと長くすることなく、すっきりとしたラストも好感が持てる。 そして、細かいセリフの1つ1つ、あるいは何気ない人間の動作にに伏線がうまく隠されているので、 お見逃しのないように。
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