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テーマ:映画館で観た映画(8581)
カテゴリ:洋画(か行)
原題: (500) DAYS OF SUMMER 監督 : マーク・ウェブ 出演 : ズーイー・デシャネル 、 ジョセフ・ゴードン=レヴィット 、 クラーク・グレッグ 、 ミンカ・ケリー 、 ジェフリー・エアンド 、 マシュー・グレイ・ガブラー 、 クロエ・グレース・モレッツ 観賞劇場 : TOHOシネマズシャンテ 公式サイトはこちら。 <Story> 建築家を志しながらもカード会社でライターの職に甘んじているトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、運命の恋を夢見るロマンチスト。 いつか素敵な恋人に出会えるはずと信じていた。そんなトムの前に新入社員サマー(ズーイー・デシャネル)が表れる。 彼女を一目見た瞬間に恋に落ちたトム。 サマーもトムに好意を抱き、2人はデートを重ねるが、彼らの間には大きな壁が立ちはだかっていた。 トムと違って、サマーは真実の愛なんてものを、これっぽちも信じていなかったのだ。 (500)日のサマー - goo 映画 <感想> 『セントアンナの奇跡』のジョセフ・ゴードン=レヴィット、『イエスマン "YES"は人生のパスワード』のズーイー・デシャネル。 昨年観賞した映画の中でも若手で印象に残った2名が主演なだけに、かなり楽しみにして観てきました。 これ、邦題がちょっと解釈が違うように感じたのですが、原題に"(500) DAYS OF SUMMER "とあるように、正確に言うと「サマーの500日」なんですよね。 つまりこの2人が出会ってからの500日間の出来事を描いています。 観始めて、うーん、やっぱり今時の女の子ってこんな感じのコが多いのかなあって思ってしまいます。 完全にサマーが主導権なんですよね。 トムじゃなくて。 もっともそれはサマーの主義にも大きく影響されるところもあるんですけど。 ただこれって、男子からの目線だとかなりキツいんじゃないかな? 普通(→ 何が普通かはその人にもよるんだけど)、恋人たちが当たり前にしていることを全部しているのなら、やっぱり自分に対して好意をもってたり特別だと思ったりということを感じるんだと思う。 まして男子の方が(たぶんですが)ロマンチストなんで、自分が一目ぼれしたコが手に入ったら、それこそダンスシーンじゃないんだけど、天にも上るくらいに舞い上がっちゃうのも無理ないよね。 ダンスシークエンスと言えば、ここでホール&オーツの、"You Make My Dreams Come True" が出てきたのは懐かしかったな~。 (→ クリックでYou Tubeに飛びます) 音楽や旧い映画の使い方が粋なところがいいです。
こういう感じの映画って、女子の方が永遠を求めて、男子は心がふわふわとつかみどころがなくて。。。 っていうのが一般的なんですけど、それを逆転させているところがやっぱり面白い。 女子が永遠を信じないとこんなことになるんだ。。。 みたいな。 それもまた運命、と言われてしまったら、きっと立ち直れないくらい大ショックなんだと思うのですが、それでも500日目はやって来るし、確実に501日目につながって行きますから。 目の前を過ぎ去っていった日々、だけどまた新しく始まっている運命の日々があるとするならば、人生だってそうそう悪くはないのでしょうね。 これの前に観賞した、『少年は泣かない』が息もつかせぬ展開で、どっぷりと漬かって観ちゃったせいか、本作はちょっと疲れが出て記憶が飛んだかも。。。 そしてサマーたちの日数が、描かれているのが日付順じゃないので、行ったり来たりとめまぐるしく変わり、頭が途中付いていかなかった部分もあったんですが(苦笑)、すごく当たり前にあるカップルの軌跡を細かく取り上げていて、主演の2人のスタンスが変わっていくところなんかも微妙な表情の変化で見せていた。 『卒業』があそこで使われているのもちゃんと意味があって、永遠の愛なんて言ってるけど、そんなのって一時の感情じゃないかって。 だからサマーの言い分もわかるような気もするんです。 けれども、運命で感じたことには従いたいというものも含めてです。 そんなこんながさらーっと描かれているので、くどくならなくていいのですが、最近失恋した人にはこの映画はキツいかなあ。 あとは女子に振り回されがちな男子さんとかも、これは笑えないかも。 サマーに関しては、自分はかなり人事だと思えたんで、まあこれはこれでいいんじゃないかなとは思えましたが、本作はトム目線で語られているので、ここをどうとらえるのかがこの映画の観賞のポイントになりそうです。 それらをよく考えて? 気持ちをたくましくして(笑)観てみるのなら、これは悪くはないと思いました。
今日の評価 : ★★★☆ 3.5/5点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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