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びー。@ Re:久しぶりぃ〜(09/01) おかえりなさいませ? なんか違うな。別荘…
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kaoritaly@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) ご無沙汰してます。 ベスト10の映画、…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2011.03.02
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監督: 神山征二郎

出演: 三浦貴大 、柄本時生 、橋本一郎 、池上リョヲマ 、近衛はな

公式サイトはこちら。




専修大学開学130周年記念として製作された映画です。 
製作も専修大学ですね。 
なので、商業映画というよりは、限りなくPR的側面に近いものはあります。
でもなんかこういう真面目な感じの映画って気になるんですよね。
身近に専修大学関係者はいないんだけど(笑)、近くでも上映があったんで行って来ました。


専修大学 公式サイト


ストーリーとしては、一言で言ってしまいますと、「専修大学が誕生するまで」です。
明治維新時から志学した若者たちが集まり、アメリカに留学をし、
帰国後に日本でも法律や経済を学べる場所を作りたい、それが専修大学の原点ということです。


驚いたことにこの映画、出演者に俳優2世が異常に多いのよ(笑)
まず主役の相馬永胤が三浦貴大(父・三浦友和、母・山口百恵)、
目加田種太郎役が橋本一郎(父・役所広司)、
駒井重格役が柄本時生(父・柄本明)、
相馬の留学生仲間の三浦和夫役が橋爪遼(父・橋爪功)、
相馬の妻・陸役が近衛はな(父・目黒祐樹)。
まだいましたっけ・・・?
偶然なのか敢えてそうしたのかは不明ですが。
この中では時生くんがいちばんメジャーかもしれません。 三浦くんはお母さん似ですね。
近衛はなは昨年の『獄(ひとや)に咲く花』なんかは結構好きですね。


そんな感じである程度演技には慣れた感じの配役なため、ある程度安心して観ていられるというのはあります。
これこそ「崩しようがない映画」でなくてはいけないので、きっちりとかっちりと、
その役のイメージ通りに仕上げないといけないですから。
神山征二郎監督作品は『ラストゲーム 最後の早慶戦』は観ていますが、きちっと描いていくのが持ち味のような感じで、その点では神山監督は本作に適しているように思いました。
ただしあくまでも「専修大学」がスポンサーとしてある以上、映画製作にあたってもその希望の枠からはみ出すことはないのが前提で、
脚色があまりできなかったのではないかというような印象は残りました。
そのくらい淡々と、時系列で話が進んで行っていました。
冠がある以上は、そこからは抜け出せないでしょうし、
まして本作は(恐らくですが)入学者用・受験希望者用・学校説明会用のPRも兼ねていそうな気もするからです。


しかしながらこの映画のいい点としては、とにかく若者たちの勉学に対しての志が
今では考えられないくらい高く、それを前面に出すことに成功しているということ。
そこには戊辰戦争という史実も絡んでいて、この戦争で恩恵を得られなかった者たちにとっては、
学問で名を上げることだけが出世する唯一の方法であったから、
勉学が好きということに加えて、立身出世を夢見て留学の道をつかむことが必要だったんでしょう。


勉学に励む、帰国してそれをビジネスチャンスにする、それがほぼ新しい分野の職業となりうる時代だったからこその、学問への情熱だと思いました。
もっとも彼ら自身が優秀であったということもまた事実ですが。
学問を修めればそれが必然的に未来につながる、その想いこそが彼らを動かして行きました。
今では大学へ行くのが当たり前になっている、というか、行って当然という姿勢が一般的ですが、
いい加減な動機で進学する人も少なくない現代に、
この映画が問いかける「学問への情熱」とは? というテーマに対して、感じるところはたくさんありそうです。


正直映画としては全体的に小じんまりまとまり過ぎたかなという感はありましたが、
そこを補っていたのが、学問に対しての取り組み方、建学の志、
そしてキャストたちもその意味を理解していた演技であったことでした。





今日の評価 : ★★★ 3/5点



   

 










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Last updated  2011.03.06 17:41:18
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