未成年の子供に、酒やたばこを買ってこさせる親に ”喝 ”
コンビニをやっていたころ(もう10年以上前ですが)子供が親のお使いで「酒・タバコ」を買いに来ることがよくありました。私の幼少期などは、あたりまえのことで、父親のタバコやお酒を、近所のタバコ屋や酒屋で、買ってくることはよくありました。当時は、そういうお使いに行くと、おつりなどを貰えたりするのが嬉しくて、自分からお使いを願い出ることすらあった。小学生くらいだったので、もちろん自分が吸ったり飲んだりしようなどと、思ったこともなく、純粋なお使いでした。コンビニを始めてからも、親に頼まれたらしい「酒やタバコ」を買い求める子供が来たことがあります。ところが、コンビニを始めて数年経ったころ、タバコやお酒の自動販売機での年齢確認機能が大幅に厳しくなりました。正直、未成年でもへっちゃらでタバコや酒が買えた時代の終焉となったわけです。こうなってくると、純粋に親に頼まれた子供以外の、怪しい輩が来店するようになります。中高生やら未成年の有職少年やらチンピラやら、間違いなく自分たちが飲んだり吸ったりする為に、買いに来るわけです。当時は現在のように、社会全体で未成年に対する酒やタバコの規制がしっかり根付いていない時。いわば、過渡期のような時期とでもいいましょうか。なので、あたりまえみたいな態度で買いに来るガキどもが多かった。そういう時期を過ごし、しばらくすると社会的に未成年の喫煙や飲酒を禁止するという方向性が、どんどん進んでいった。すると、今度はガキどもも頭を使うようになり、「親に頼まれたので買いに来た」という明らかにウソとわかる言い訳をする場合も出てきた。そのころには、コンビニが未成年に販売した場合、罰金が50万円とか、酒やタバコの免許取り消しといった罰則が課せられるようになった。こちらとしては、死活問題です。ガキにタバコや酒を売ったことで、50万円の罰金どころか、免許取り消しとなれば、店舗としては、経営が成り立たなくなります。こちらも当然「真剣モード」になるわけ。「親に頼まれたので買いに来た」という場合で、明らかにそうだろうと思える場合でさえ、親に連絡をして確認してから販売する。という流れで確認が取れた場合にのみ販売するといったことを徹底するようになった。親によっては、電話でわめき散らす場合もあり、ひどいときには怒鳴り込んできたものだ。理由を説明してわかってもらえる場合もあったが、「お前の店はもう二度と使わん!」と捨て台詞をはいて帰る親もいた。そういう時代を経て、最近は「未成年の酒・ダバコ」についての社会全体の「売らない」風潮が高まって当時ほど大変ではないのかもしれません。でも、免許証などの身分証明書の提示を求めても、いまだにすったもんだという口論になることもあるようである。個人的には、自分も未成年で酒やタバコを覚え、吸ったり飲んだりしたことがあるので、気持ちはわからないでもない。ただ、未成年はどうしても親の管理下にあるので、問題があった場合は、すべて親の責任になる。だから、どうしてもという場合は親に頼めと言いたい。ただし、そういう場合でも「申し訳なさそうに」ひっそりとたしなむのが未成年だと思うのだが…最近は、酒やタバコをやらない若者も増えているそうなので、私の杞憂なのかもしれない。今でも、堂々と買いに来る「ガキ」については、ガツンとはっきり言わないとその後図に乗るので、コンビニオーナーさん、気を付けてください。こういうイヤなことも全部ふくめてコンビニを経営するということなので、いいことばかりじゃないということをわかったうえで、始めてください。ありがとうございました。ツイッターやってます。 よかったらフォローお願いします ↓m(_ _)m⇒http://twitter.com/tgaia173/記事が参考になったよ!とか面白かったよ! と思われましたらブログランキングをクリック していただけるとうれしいです。 宜しくお願いいたします。 小売・飲食業 ブログランキングへ にほんブログ村