「雪風戦闘日記」軍医長から見た「雪風戦闘日記」私の祖父は若い時代を海軍で過ごしました。 昭和二十年年三月より十月まで駆逐艦雪風に乗艦していました。 その時の貴重な記録をこの場にて皆様に紹介します。 奇跡の幸運艦、雪風 昭和十三年佐世保海軍工廠で起工、翌年進水式で「雪風」と命名され、翌十 五年に竣工。 太平洋戦争が勃発するや、北へ南へ各作戦に参加奮戦。 サラバヤ沖、ミッドウェー、ソロモン南太平洋海戦、コロンバンガラ夜戦、 マリアナ、レイテの諸海戦に参加。 昭和二十年四月の沖縄特攻作戦で戦艦大和を護衛、九隻で沖縄島嘉手納沖の 敵停泊地に決死突入行を目指して出撃、途中大和が沈没した最後まで同艦を 護り烈闘。 終戦を迎え、昭和二十二年まで復員船として復員輸送業務に従事。同年、賠 償艦として中華民国に引き渡され「丹陽」と改名されその後同国で活躍。 昭和四十四年、老朽化にて除籍台湾高雄市にて解体された。 昭和四十六年、中華民国より主錨と舵輪が贈呈、その後雪風の主錨と舵輪は 海上自衛隊江田島第一術科学校(元海軍兵学校)にて展示され現在に至って いる。 ジャンル別一覧
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