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テーマ:山梨の山(179)
カテゴリ:日帰り登山
きうりとこうこうの晩餐のすみたれば
わたくしは いざ こよひもゆうべの如く 壁を這ふこほろぎの子供と遊ばんとする こほろぎよ よく飽きずこの壁を好みて来りつる 秋の夜長なり 我は童子 いま 腹くちくなりて書を採るももの憂し こほろぎの子供よ 汝(なれ)もうりの余りを食ひたりな 嬉しいぞや さらば目を見合せ ことばもなうこころからなる遊びをせん しびれの山に湖(うみ)は静まり 草中(くさなか)に虫の音もしげし 大いなる影はわたくし 小さなる影は汝 共に心やはらかく落ち流れたり さらば世を忘れ しばし窓を開きて こほろぎの子供よ へだてなく 恙なき身をいたはりて 共にしばしの時を遊ばん 四尾連湖畔に隠棲し日本のソローと呼ばれた詩人・野澤一の詩です。 蛾ケ岳(ひるがたけ)1279m 山梨100名山 市川三郷町・身延町境に位置し、甲府盆地真南の方角にひときわ高い台形型の山が見えます。これが蛾ケ岳で、昆虫の蛾という字になります。 甲斐国志は、「昼ケ岳」と書き、甲府から見て昼に太陽がこの山の上に来るからと山名の由来を紹介しています。 北西には中腹に、深く青い目のような四尾連湖。 神秘な富士八湖の一つで、雨ごいの伝説が残っています。 四尾連峠には、湖畔に庵を結び、若くして世を去った詩人:野沢一の文学碑があります。 左側の台形上が蛾ケ岳(1279m)、右側のピークが大畠山(1118m)で肉眼で鉄塔が見えます。 身延町の桃源郷大山から。春には桜、秋には紅葉が見事です。 醍醐山常葉登山口にもある萬霊塔です。昔お寺があった証です。 明日に続きます(*^^*) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.04.02 13:51:45
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