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カテゴリ: *Cyber Boys City
吉野裕行さんパーソナリティの2回目、『願い叶えたまえ』の特集第二弾です。
ゲストは花田光さん! 願いが叶ってしまいました~ 吉野さんはとっても語り口が柔らかくて、そしてゲストの花田さんもゆったりと心地良くて、本当に耳に嬉しい番組でした。 花田さんはこういう番組にお出になるのが初めてで、緊張してらしたそうです。そして、お人柄が真面目でらして、リスナーからの質問にも丁寧にお応え下さっていました。 こういう番組は、その時々の臨機応変なノリの良さで賑やかに盛り上がって…というのが多いと思うのですが、今回は全体的に落ち着いていて、じっくりお話を聴く事が出来ました… 「吉野くん演じる深見光を辱める花田光です」と御登場されました… わぁ~お茶目~♪と、大喜び! 雑貨が好きで、ハ○ズやロ○トあたりでは物足りないと仰るあたり、マニアでいらっしゃる! お気に入りの雑貨屋さんでは散財してしまうそうで、フェルトで出来たおたまじゃくしのマグネットとか、ねこの手ライターとかお買い上げ中の花田さんを、ちょっと覗き見してみたいです。 そんなご自分を称して「乙女おやじ」だなんて……うわぁ~ ドラマCDなど実年齢より若い役が多く、その事に慣れていた分かえって実年齢に近い役を演る事に戸惑いがあったと仰っていました。 そしてリスナーからの質問に、振られる役は自分の望んだ役ではなくて、上からの要求を自分で発見しなければならない、とお答えになっていました。 つまりドラマCDの場合は、作家や制作サイドがキャスティングをして、そのオファーを受けた役者は作家や制作サイドが何を望みどんな芝居を期待しているのかを察し、更にその上を狙うという事なのではないかと思いました。 だから役を演じるにあたって、「わくわく」もあるけれど、「つらい」とか「こわい」もあるのだと仰っていましたが、それは真剣勝負ゆえの感覚なのではないかと思いました… 吉野さんも花田さんも、『願い叶えたまえ』の完成盤をお聴きになられたそうですが、効果音の素晴らしさを話していらっしゃいました。 この物語ではピアノが重要な存在となっていますが、ただ綺麗な心地良い旋律がBGMとしてあれば良いだけでなく、二流ピアニストらしい音色や習い始めのたどたどしい音や、時には不協和音や雑音などが必要なのです。 元々サイバーさんのドラマCDはピアノを多用して、決して突出せず淡々とさりげないくらいのBGMが得意だと感じているのですが、それが今回とても文字通り効果的だったと思います。 SEやピアノの音などの入れ方がきめ細かく丁寧である事に、花田さんは「愛情」という言葉を使っていらっしゃいました。 つまりそれは、制作サイドの姿勢だと思うのです。作品に対する姿勢や、役者の演技に対する姿勢が、丁寧な効果音作りにも現れているという事ではないでしょうか? そういう姿勢で作られた作品は、聴き手にとっても優れた作品で、実際ドラマCD『願い叶えたまえ 1』はそのように仕上がっていました。 この姿勢を、完結まで貫いてくれる事を願っています… 私が花田光さんを初めて聴いたのは、『金のひまわり』でした。 端正でさりげない温かみのある良いお声だなぁと思っていたのですが、その後なかなかご縁が無く、『エス』の高崎係長で再会するまで時間が空きました(出番は多くないけど、花田さんの高崎係長は私にはご馳走…)。 他社で人気シリーズをお演りになっている事を、私が知らなかっただけなのですが… 私は『Ergo Proxy』の、回を重ねるごとに深くなる眉間のしわも麗しいラウル・クリードが、とっても嬉しいです。 もっともっと、いろいろなお芝居を拝聴したいです。もちろん、メインならばなおのコト… 今回は、本当にじっくりお話が伺えて、嬉しい番組でした。 こういう番組にあまり慣れていらっしゃらない方ほど、本音が伺えたり、意外な素顔を垣間見させて戴けたり、私はとても嬉しいです。 慣れていらっしゃる方々の、テンポやノリやスピード感のいい楽しくて面白い番組も、もちろん嬉しいのですけど… 次回は、真打:鈴村健一さんのご登場です。 サイバーさん、『願い叶えたまえ』一斉射撃で、厄を祓うのかな… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.03 01:10:02
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