|
カテゴリ: *Cyber Boys City
25日が更新日なのに、なかなか更新されなかったので、その前に『さよなら絶望放送』を聴いてきちゃいました。
そのせいだったのか、CBCのタイトルコールを聴いて、「えっ? 神谷サン!?」って一瞬間違いそうになりました。声を高めに張ると、ちょっと似てるのかな? とにかく、初めての1人パーソナリティーでちょっとドキドキしてらっしゃる、中村悠一さんの番組がスタートしました… ゲストは、正に発売日だった『交渉人は黙らない』から、平川大輔さんです。 何しろ‘ベテラン・サイバー’の平川くん、ゲストの気楽な立場を満喫しようと思ったのに、ところが中村さんってば頼る気満々です。 ま、実際お二人のお人柄が良くでてたなぁ~と思ったのですが、中村さんも平川くんも真面目な方だし、平川くんは慣れてる分トークを転がそうとしてくれるし、お陰で時間的にも話題的にも、じっくりたっぷりな番組になりました。 全体的に落ち着いてたし、心地良かったです… 「その作品について、収録時の話を伺ってみようという、記憶力の試されるバックステージ・ショウ」と、中村さん。 そして、「黙らない役の、平川大輔さん」とゲスト紹介です。 二枚組みだった『交渉人は黙らない』ですが、その台本の全頁に平川くんのセリフがあったそうで、スタジオの椅子に座る間もなく、結局マイクの下に飲み物などスタンバイ状態にして収録されたそうです。 実際、聴かせて戴きましたけど…大変なセリフ量でした! 中村さんは、CBC収録前日の夕方にこのCDを渡されたそうで、寝る前に聴き始めて…途中で寝ちゃったんだそうですよ…正直モノ… キャスト的に、まるで外画のようなメンバーだと、中村さん。 一番気になっていた周防組の親分さんが、秋元羊介さんですよ~! 渋くて、素敵でした! また、キヨの日野聡さんが、とっても素敵で…キヨのセリフが少ないのが、残念なくらい! そして、兵藤は子安武人さんなワケですが、「よもや子安さんに、先輩と呼ばれる日がこようとは…」と、平川くん。 とにかく会話劇な‘交渉人’ですが、収録前に原作を読まれたそうで、会話のテンポも良くて、あっという間に読み終えたとか。「すごく面白い小説」と仰っていて、原作ファンとして嬉しくなってしまいました。 で、いち早く完成品を渡された中村さんは、「最初のお客さん」なワケですが… でも、冒頭のうどんの件は、しっかり聴いてらしたそうですよ。さすが、香川県のご出身。 あの「こんぴら ふねふね♪」は、平川くんの記憶で歌ったところ一発OKだったそうで、中村さんのご当地認定も受けてました… ‘交渉人’に鵜沢役でご出演の安元洋貴さんに、中村さんはどんな役なのか尋ねたところ… 「ボコられる」と、一言。 すかさず平川くん、「いいカンジに、ボコられる」と。「息も絶え絶えで…」と、笑ってます。 実際、鵜沢の安元さんってば、思いっ切り悪モノ声で…そしてもう、完膚なきまで兵藤にボコされちゃって…(南無南無) 安元さんを初め、平川くん曰く「見た目派手だぞ系」役の役者さん方の、芝居っぷりが見事だったと仰ってましたけど、実際そのチンピラぶりったらとっても楽しかったですよ。 反対に兵藤は、徹底して抑え目なトーンです。 芽吹が少々荒っぽい口調なのとは対照的で、突っかかってくる相手を兵藤はスッとかわしていくのですが、「さすが、かわし方が子安さんだな…」と、平川くん。 その口調や、相手のセリフへの被せ方など、「あ、こうきちゃうんだ」という意外性があったようです。 中村さんが、「ドラマCDは、アニメと違って、掛け合いのテストをしない。録りながら行くので、その瞬間の出来たての良いモノが残る」と。 なるほど… リスナーの方から、「イベントなど他の仕事をするしないにかかわらず、芝居に対して真剣で、いろいろな役で楽しませてくれる声優さん、お芝居で驚かせてくれたり楽しませてくれる声優さんを応援したい」とメールがありました。 本当に、その通りだと思います。 平川くんが、「芝居が本業で、そういうところを集中的に見てくれる事は、嬉しくもあり、心強くもあり、怖いところでもある」と、真摯なお答えをされていました。 中村さんは、「いろいろな役」の意味は、声色がいろいろ変化する意味なのか?、それとも、芝居の仕方の変化や口調で変化する意味なのか?、と。 「受取る側は何を望んでいるのか?」と、今、伸び盛りの役者さんらしい疑問をお持ちです。「飛ぶ鳥を叩き落とす 中村悠一」と、平川くん。 「なかなか落ちない…」と中村さん。頑張って、叩き落として下さい… 最近、BLCDにメインでご出演される事が増えてきた中村さん… 「俗に言う、攻と受、どちらに?」という平川くんの質問に、「どっちだと思う?」 平川くんは「攻」と答えますが、「ところがどっこい、受なんですよ」と中村さん。 「攻めたいんですよ!」と、少々力入ったご発言をされてます。 受役は喉が辛くて、後半ハスキーになってしまうそうで、でも、「受の方が、演りやすいかも…」なんて仰ってます…さっきの、「攻志願」はどーしたんですかぁ? 絡みのシーンの流れを作るのは攻役なので、受役はそれに任せれば良いから楽…という事だそうですけど。 でも、やっぱり聴いていても、受の方が大変そうですよねぇ。 平川くんも、過呼吸で立ち眩みを起して、しゃがみ込んだ事があるそうです…うわぁ… 平川くんが、受け方として、「女性っぽく受けた方が良いのか?」それとも「あくまでも、男性として受けた方が良いのか?」と。 平川くんが、受け方の芝居として、痛みとかその役の身体の負担を考慮されると仰っていましたけど、それを聴いたヒトから「痛そうに聞こえる」と感想が寄せられたそうです。 その作品の物語的な必要性だったり、その役のキャラクター的にも、お芝居の方向は変るでしょうね。また、それを受取る側の好みや解釈などもあるし… 「男らしい受け方」と「女らしい受け方」双方があって当然だし、演出家から「男受け」「女受け」の指示があるそうだし、あとは、その原作についてどれだけ理解しているかによって、芝居や演出の方向が決まるという事でしょう。 このあたり、演技の方向性にかかわる事と、そしてひょっとしたら、BLという作品の根本的な部分にかかわる疑問もちょっと有るのかな?、なんて感じたりしました… 聴き応えたっぷりな番組で、とっても嬉しかったです。 さて次回ゲストは、小野大輔さんだそうですよ…どんな番組になるのかな… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.26 21:11:03
[ *Cyber Boys City] カテゴリの最新記事
|