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カテゴリ: *Cyber Boys City
平川大輔さんの3回目。
前回のパーソナリティーの時と比べたら、 「いくらか慣れてきたというか、ふてぶてしくなったというか…」 なんて仰ってますけど、いえいえ音色的にもテンポ的にも、心地良い番組になってますよ。 そして今回は、なんと3部構成! 23分43秒+22分07秒+37分43秒と、時間ばかりでなく内容もたっぷりじっくりでした… 今回のゲストですが… 「全国大輔連合新宿支部」の支部長であらせられる、小野大輔さんです。 その‘全大連’…平川くんは、「知らない~」って言ってますけど… そこで小野さんってば、平川くんを「全大連新潟支部」の支部長に推してましたけど…ひょっとして、業界に浸透してないのでは…? 小野さん、前回は中村悠一さんのパーソナリティーの時のゲストだったのですが、 「電波に乗せられないようなトークをしたらしく、意外とカットされてた…」 とか。あら、そうだったの? そういえばあの放送、「CBC最長」って言われましたっけ。 このCBCに、「結構、突っ込んだ話ができるイメージがあって…」と、リスナーには嬉しい事を仰る小野大輔さんですが… 前回の時に、番組恒例の次回ゲストへの質問がムチャ振りだったとか。 その次回ゲストが平川くんだったワケですが…小野さんってば、平川くんに対して「S視線になる…」なんて… あら、どちらかではSな女王サマに対してMに徹してるとウワサに聞きましたけど…その反動ですか… バックステージ・ショウは、もちろん『姫君の輿入れ』です。 小野大輔さんは、光源氏にも例えられる美貌の公達、源実親の役。 小野さんも「イラストが美麗なんですよ!」と、前回の野島健児さんと同じく、佐々成美さんのイラストをまず話題にされました。 「狭霧ちゃんが、女の子にしか見えない」と仰るのに、平川くんも「前回、これ、ノジくんなの?って言った…」と。狭霧姫、人気です♪ で、小野さん… 「この頁なんかね、もうこれは18禁にしなきゃダメだろうってぐらいな、雅な…」 はいはい、どの頁を開いてらっしゃるのか、判りますとも! すっごーいエロなんだけど、これがまたとーっても綺麗なイラストなんですよねぇ… 時代背景などが細やかに書かれていて、時代小説としても読み応えのある作品だと、小野さんは仰います。原作、読んで下さったご様子で…原作ファンとして嬉しいコトです♪ で、ボリュームたっぷりの2枚組となるワケですが…「いやー 長かった!」と。 2枚組は、「ビックリするぐらい体力を使う」のだそうで、今回は一方が受け持つのではなく、小野さんと野島弟君のモノローグの量は半々だったそうです。 で、まぁ、BLCDの場合、えてして受側の消耗量が激しいようで…そんなお話から、平川くんが「絡みを‘ラウンド’って言い方する…」と。あぁ、ボクシングとかの試合の、1ラウンドとか2ラウンドとか言う、あの‘ラウンド’ですね。 で、小野さん…この前「6ラウンドあった…」と。はいはい、『龍と竜~白露~』でございますね…お疲れ様でございました…でも、聴いている方は、愉しいやら嬉しいやら♪ 「気が遠くなりました…」なんて仰ってましたけど、ホワイトアウトしそうなくらいなトランス状態になるって…で、そうなると、お芝居が「自分で計算してない」とか「覚えてない」という状態になるのだそうで… 平川くんも、リテイクとなっても「自分でどうやったか覚えていない」と仰います。 でも、反面、そういう状態の時というのは、その役とのシンクロ状態でもあって、得てして良い結果になっているようで…さすがプロの役者さん!という事ですね… とにかく2枚組の長丁場、体力を消耗したと仰る小野さん。 反対に、五条帝の登場場面は僅か数シーンなのだけど… 「さすが、遊佐さん! イヤな人!」 と…そのご発言、ちょっと力入ってます?(笑) 五条帝演ずる遊佐浩二さんが、その出演される僅かな数シーンに凄い存在感を残して帰って行かれたのだそうですよ…なるほど! 五条帝は、狭霧を巡る恋敵である事や、臣下に降りたとはいえ人望厚い事など、実親に対する複雑な想いがあるので、ちょっと敵役風味です。 でも、反面、一番何も知らされてなかった人でもあるのですよねぇ… そんな主上を、遊佐サンがどんな風に演じられるのか、とっても愉しみです… 「源実親=みなもとのさねちか」が言い辛いと仰っていましたけど、平安ものならではの言葉には、いろいろご苦労もあったご様子です。 最難関ワードは、「東雲の宮の二の姫=しののめのみやのにのひめ」だったそうで、 「そういう難しい言葉を紡いでいくのが、この作品の一つのテーマみたいなトコが…」 と小野さんは仰います。 一番印象に残っている言葉は、「後朝の文=きぬぎぬのふみ」だったとか。 辞書…収録現場に電子辞書を持ち込まれてたそうで、いろいろ活用していたというエピソードを、和泉桂さんがチラリとご紹介されてましたっけ…で意味を調べたそうで、それを聞いた平川くんってば、 「昨日は良かったよーって?」 と、大変判りやすい、後朝の文の一例を(笑)。 「後朝の文」は、良い言葉で良い習慣だと、小野さん…実際、あれは色気と情緒が感じられますねぇ…まぁ、その仲の程度によっては、儀礼的な意味合いだけの文あったでしょうけど。 そして、その当時の習慣として、「夜這い」もあったわけですが…小野さん、その夜這いのシーンでダメ出しがあったとか… 「夜這いの経験はないので、そうとう頑張らねばいけないかと思って…」 それで、些か強めのお芝居をされたそうなのですが…ディレクター曰く、 「山賊みたいなんで、もうちょっとソフトに…」(爆!) その話に平川くん、 「鬼神も畏れる美しさを持つ、光源氏にも例えられる男でしょ! 光源氏ですよっ!」 と、すかさずツッコミ…すると、小野さんってば… 「ローラースケートですよ!」 って…オイオイ…当然、平川くんに思いっ切り言われてました… 「ちげーよっ!!!」… 収録当日、薫衣の君に相応しく、香水をつけてスタジオ入りされた小野さん… でも、その香水、楠大典さんのプレゼントだったって… 大ボリュームの『姫君の輿入れ』、全ての収録が終った時の達成感は、 「GOAL! という感じ…」 と、小野さん。 終った時、野島弟君を好きになっていたそうで、つまり、それだけ役に入って演じ切ったという証明です。そして、相手とのセリフの掛け合いが一番できるジャンルだからこそ、その相手の気持ちを受取れると。 その野島弟君、女の子として育てられてしまった狭霧の、時折垣間見られる本当は男の子な部分が、絶妙だった様子です。 丁寧に綺麗に演じられる女の子としての芝居の中に、 「ほんの一瞬、判らないくらい微かに、やや男が見える芝居をする…」 のだそうで、どうやら小野さんは、そういう絶妙な芝居を傍らで聴く事の充足感を、味わわれたご様子です。 「相手のセリフを聴いていて、こんなに楽しかった現場は久し振り…」 と、率直に仰いました。 その様子を受けて、平川くんも、「役者と役者のぶつかり合いの、珠玉の一枚!」と。 小野さんは、「ぜひ、聴いて戴きたい!」と、ハッキリ自信と手応えを表されました… 1部を使い切って、時間も話題もたっぷり繰り広げられた、バックステージ・ショウ。 新作を期待して待っている身には、嬉しくもあり、また待ち遠しい思いも尚一層! 役者がこれほど熱を入れて演じてくれた作品って、本当に幸せだと思います。 早く聴きたいなぁ… 2部は、「ムチャ振り禁止! 朝まで語り~な」。 「ムチャ振り禁止なんだ…」と、小野さん。 「僕からは、良いんですけどね」と、平川くん。 「何すか、そのルール!?」 「パーソナリティだもん!」 「あー じゃぁ、しょうがない…」 「あ、やった! 今日は小野くんに勝ててるような気がする…」 平川くんって、可愛いよねぇ… お題は、狭霧と実親に因んで、「運命の出会い」。 小野さんは日大芸術学部のご出身だそうで、そこでまず映像制作の勉強をされたそうですが、ご本人曰く挫折があって、その後ラジオ制作の勉強をされたそうです。 小野さん、大人数は苦手なんだそうで…あら、意外…小人数でじっくり付き合う方が性格にあっているそうで、そんなところも映像制作よりラジオ製作の方が合っていたとか… ラジオドラマを制作するのに、演劇学科から人を借りようとしたものの集まらず、そこで自らがマイク前に立ったのが、この業界への第一歩だったようです。 平川くんは、声優養成所へ通う為に上京したかったものの、ご両親から大学に合格しなければ上京は許さないと言われ、言わば養成所へ通う為の隠れ蓑として大学へ行ったのだそうです。 そして、養成所で講師をしていた某ディレクターとの出会いが、具体的なこの業界での第一歩に繋がったそうです。 つまり、お二人とも、「運命の出会い」が人と人との繋がりに広がって、そして今に至っているご様子です。 小野さんは、大学時代の友人が業界にいて、ミュージシャンやライターになっているのだとか。 そして平川くんは、隠れ蓑にしていた大学の、同じゼミに通っていた人が、実はCBCのディレクターだったと判ったそうです。 縁とは不思議なもので、その縁を掴んでそして繋げていくのも、その人の運だったり才能だったりするのかもしれません… 小野さんが、初めての主役をした後あたりのお話のようですが… 緑川光さんとじっくり話す機会があったそうで、その初主役の話をしたところ、 「良かったね。でも、ここから繋がっていくと良いね」 と、緑川さんが仰って下さって、小野さんは「モチベーションが上った!」そうです。 チャンスを掴んだ後輩を、先輩は背中を押して、更に前進させたという事ですね。 またある時、芝居が全く出来なくて、何十回も抜き稽古をしても出来なくて、その日はそこで終ってしまい、小野さんは一人で考え込んでいたところ、てらそままさきさんが声を掛けて下さったそうです。 「難しいと思うし、悩むのは判るけど…いろんな人がこの芝居に関わっているんだよ。そういう事を考えたら、お芝居変るよ」 つまり、独りではなく、大勢の人間がいるという事を先輩は教えてくれたという事ですね。 それは、自分の事にだけ悶々としている視野の狭さや、決して孤独ではなく近くに仲間がいる事や、様々な事を教えています。 だから、小野さんのお芝居も、ガラリと変ったのだそうです。 自分たちは、「良き先輩に助けられている…」と言う平川くんに、小野さんは平川くんにも助けられてると言うんですが… 「俺がこんなに強く出られるのは、平川さんと羽多野くんくらいだ…」 「それは、助けてるのか…俺???」 平川くんがそー思うの、無理ないって思うけど…小野さんってば、こういう時くらい先輩の平川くんに、もちっと殊勝な言い方してあげなさいよー(笑)。 良き先輩に助けられて、後輩はのびのび育っていくわけですね。そういうベテラン役者さんは、現場の全員に声を掛けてくれるんだそうです。 で、最近の現場で、小野さんが、声を掛けてもらったのは、大塚明夫さんだったそうで… 「若造、元気か?」…愛情だねぇ… 番組の最後に読み上げられるリリース情報の中に、神谷浩史さんのお名前が何度登場した事か! ちょっと笑いも出たけれど、同時にそこには、スゴイ!というニュアンスも込められていたような… そんな神谷サンに対して、『姫君の輿入れ」でも共演されている小野さんは、 「役の作り方が繊細だから、合わせた時に、すっげ楽しい!」 と、仰いました。 神谷サンだって、一日にして成らず。 小野さん、頑張って さて、いよいよ次回は、パーソナリティーとして遊佐サンのご登場であらせられます… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.19 15:43:25
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