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カテゴリ:古谷 剛彦
川崎の全日本2歳優駿は、スーニの強さに脱帽…しかし、ナサニエルは2着に良く追い込んでくれました。
「返し馬の雰囲気から背中の感触が非常に良かった。エンジンが掛かり、4コーナーではひょっとして…と思ったけど、スーニは強かったね。でも、良い競馬ができたから何より」 と服部騎手も納得の表情でした。レース前から「マイル戦なら外差しも決まっているから、はまる可能性があると思うんだよなぁ」と服部騎手は話していましたが、その通りのレース運びに。山元トレセンに放牧に出されましたが、今後のナサニエルも応援していきたいと思います。 一方、ワンダフルクエストは6着に。4コーナーで不利もあり、五十嵐騎手も残念そうでしたが、最後はジリジリと差を詰めており、健闘したと思います。この後は川島正行厩舎に移籍します。そして、チョットゴメンナは逃げて見せ場は作ったものの、最後は9着に敗れました。 「外から交わされると体を硬くしてしまう。今日のメンバーでは致し方ないかな。でも、良い走りをする馬だし、自分の競馬ができれば楽しみな馬だよ」 と今野騎手。今野騎手は、この中間も稽古をつけてくれていました。こちらは、岡林厩舎へ移籍します。 そして、転入初戦だったモエレエターナルが大健闘の5着。 「牝馬でこれだけやれれば、これから楽しみ。最後はまた伸びているし、距離は大丈夫」 と酒井騎手。このレースからも、例年以上にホッカイドウ競馬のレベルの高さを見せられたと思います。 木曜の朝に北海道入りし、浦河のBTC近辺の牧場を回ってきました。意外に暖かかったので(といっても気温は7度ですが)、厚着をしていったことがアダに…。帰り途中から雪混じりの雨が降り、そして札幌に着くと雪に。金曜の朝には止んでいましたが、1日1日で気温がコロコロ変わるので、体調管理は厄介ですね。 今日はコスモバルクが有馬記念の1週前追い切りを行いました。 自分の採った時計は6F79秒8-65秒8-53秒1-39秒4-13秒2でしたが、2コーナーから向正面に入ったところでハミが掛かり、12秒7のラップがあり、行っちゃうかなと思ったところで田部師が抑え込み、14-14で折り合いをつけ、直線は目一杯に追われてきました。 「粘りのある重い馬場状態の中、良く走っている。前走は急仕上げだっただけに、叩かれての上積みはかなりだよ」 と田部師も好感触でした。 皐月賞から始まったG1挑戦は今回で22回目、有馬挑戦はJCに次いで5年連続での出走と記録ずくめで臨む形になります。この後は23日に門別を出発し、24日に中山競馬場に到着。25日は松岡騎手が駆けつけ、ダートコースで軽く調整する予定です。 バルクの追い切りを待っている時に、各厩舎で1歳馬の調教も行われていました。 そしてスタンドの裏は工事が行われています。 (スタンド横の模様。新スタンドができる予定の箇所です) (来年からパドックになるところ) また、コース側も、ナイター設備の設置工事が行われています。 あと、今のパドックはウィナーズサークルになるのが半分、芝生観覧席が半分になります。 何だかんだで開幕まであと半年しかありませんが、冬の間でも着々と工事が進み、開幕を迎えられることを祈ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月20日 16時49分04秒
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