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カテゴリ:坂田 博昭
先週ようやく、新装なった門別競馬場に出かけることが出来ました。 札幌駅からの無料バスに乗り、移動も快適。昼一番から夜の最後まで、タップリと競馬を楽しむことが出来ました。
話題のポラリスドーム。 立地を考えて「身の丈に合った」という意味でも、これはむしろ先進的な取り組みといえるのではないでしょうか。
「まだ見えていない問題点も含めて、とにかくワンシーズンをしっかり乗り切りたい」 とは、担当者の方の話。無事にシーズン最後の道営記念の日を、盛り上がりの中で迎えることが出来るといいですね。
私も楽しかったので、今シーズン中にまだ何回か出かけてしまいそうです。
ところで。先週お話ししたイギリス・ロイヤルアスコット開催が終了しました。 数々の名馬の競演、秋に向かって楽しみな馬の台頭と、今年も見どころ十分のレースが続きました。 細かい結果は、各種報道に委ねるとして、主要レースの勝ち馬、上位馬のうち何頭かは、秋の大目標が凱旋門賞。すでに日本からはブエナビスタの挑戦が決まっていますが、今回の一連のレースを見る限り、ライバルはかなり強力なラインナップになると思われます。勝ち負けもさることながら、そんな馬たちとともに、私たちが日本でその強さを見てきた馬が、世界最強の戦いを演じるその日を、心待ちにしたいと思います。 出来れば、ディープスカイも宝塚記念で結果を出して、その大舞台へ向かってくれるといいのですが…。
スプリント戦線においても、グローバルスプリントチャレンジの第2戦、第3戦が行われました。 第2戦のキングススタンドS(1000m)を勝ったのは、オーストラリアのシーニックブラスト。一直線のレースで各馬が外ラチ寄りを固まりながら進むなか、馬場のど真ん中から一気に抜け出して押し切る、とても強い内容でした。 第3戦のゴールデンジュビリーSはパスし、次走は第4戦のジュライC(7月10日ニューマーケット)。そのあと、日本のスプリンターズSか香港スプリントを勝てば、2005年のシリーズ発足以来初の100万米ドルボーナス(3カ国以上でG13勝)になりますが…ジュライCのあとはオーストラリアに帰国するとのこと。どうやら勝負の舞台は、日本ではなく香港になりそうです。 …相手関係は、正直言って日本の方が軽いと思うんですがねぇ~。
一方、第3戦のゴールデンジュビリーS(1200m)は、全くノーマークの人気薄・アートコノサーが、最後方待機から外ラチ沿いを一気に伸びての差し切り勝ち。これには驚きました。 香港のスプリントチャンピオン・セイクリッドキングダムは、注目を集めながら5着に敗退と残念な結果。 ゲートで立ち遅れたあと、すぐに先団馬群にとりついたものの、そこから周囲を馬に囲まれるわ、左右からガッツンガッツンぶつけられるわ… レース中盤までもみくしゃ このあたりは、やはりアウェーの厳しさを感じましたね。 最後は伸び切れませんでしたが、さりとて下がることもなく抵抗は見せておりました。この辺は香港・シンガポールとアジアを席捲してきたチャンピオンの意地でしょうか。 騎乗していたプレブル騎手も 「今日は真のセイクリッドキングダムをお見せできなかった。」 と語ったように、これが本当の力でないことは明らか。巻き返しの舞台は、暮れの香港スプリントでしょうか。昨年果たせなかった日本遠征も、是非実現させて欲しいものですが…動向が注目されます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月23日 23時52分58秒
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