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2009年10月27日
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カテゴリ:坂田 博昭

 昨日から、オーストラリアに来ております。

 今回来たのは、西オーストラリア(WA)州のパース。シドニーから、更に飛行機で5時間。同じ国の中ですが、東京から香港まで飛ぶのよりも遠いんですよ...。昨日着いたときには、正直少々疲れましたが、体に鞭打ってあちこち色々見て回っております。

 オーストラリアの競馬は、現在スプリングカーニバルの真っ最中。中心となるのはヴィクトリア(VIC)州で行われる3つの大レース。こちらWAでも、それらのレースの日にはレース場にお客さんが詰めかけ、目の前のレースと遠くVICの大レースと、そして多量のお酒と(苦笑)、目一杯楽しんでいるようです。

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 駅前の繁華街の広場にある特設テント。ここ、臨時の馬券売り場です。明日からオープンとなるこの場所、来週のメルボルンカップを中心とするフレミントン・ミーティングに備えて準備万端。 ここにも馬券を買い求める人たちの列が出来るんでしょうねぇ。

 

 先週土曜日には、そのハイライトとなる大レースの第2弾・コックスプレートが、ムーニーバレー競馬場の2040mで争われました。

 ステップレースを順調に戦ってきたフービーガットユーが断然人気を集める中、キャリアの無茶苦茶浅い3歳馬2頭が引っ張る流れ。とりわけ、中枠から好スタートを切ったソーユーシンクのスピードが勝って先頭。外枠にいたマンハッタンレインが2番手。フービーガットユーは後方を追走。

 ところが...古馬よりも8キロから9。5キロ軽い49.5キロという斤量にものを言わせて逃げる2頭のスピードは、勝負所で後続が追い上げを開始しても衰えることなく、むしろ最後の直線ではまた後続を突き放してまさに絵に描いたような...

行った行ったの展開

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現地の新聞記事です 

 そのままソーユーシンクが優勝。マンハッタンレインが2着流れ込み。3着は昨年の2着の古馬・ズィッピング。人気のフービーガットユーは一旦外を回って追い上げたものの、結局最後は後ろから食われて6着。波乱の幕切れとなりました。
 スタート後一瞬の判断でハナを取りに行った、鞍上のグレン・ボスの判断も冴えた一戦。そのハナを取るシーンで締め込みが早く、他馬に被害を与えたとして10日の騎乗停止(今週土曜日のヴィクトリアダービーは騎乗不能、メルボルンカップは騎乗可能)という厳しい制裁を受けたものの、レース映像を見る限り流れとしては仕方なし。代償は払いましたが、彼にとって4年前のマカイビーディーヴァに次ぐ2回目のコックスプレート優勝は、あらゆる意味で歴史に残る勝利となりました。

 勝ったソーユーシンクは、これがわずか5戦目というキャリアで重賞2勝目。2週前に行われたコーフィールドギニーズは5着と敗れており、今回もっと大きな舞台でG1初勝利となりました。3歳馬がコックスプレートを制するのは、この20年では他に2頭しかおらず、5戦目というのは報道によれば最もキャリアの少ないコックスプレート優勝馬だそうです。

 もっと凄いのが、この馬を管理する名伯楽バート・カミングス調教師。すでにメルボルンカップを12回制した「カップ・マイスター」は、スプリングカーニバルのハイライトとなる他の2つのレースも、コーフィールドカップは7回、そしてコックスプレートは今回で4回目の勝利。
 今年は、先週のコーフィールドカップを、昨年のメルボルンカップの覇者・ヴュードで制していまして、このヴュードは連覇を目指してメルボルンカップにエントリー。

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春のビッグレース・トリプルなるか!?

 もしもこのヴュードをはじめとして、バート・カミングス調教師が送り込む馬たちが、メルボルンカップも勝ったら、これは大変なことでしょう。スプリングカーニバルの主たる3レースのトリプルなんて、

 そのメルボルンカップは、丁度1週間後。今週の結果により、より一層興味を増すレースになることは間違いありません。

 

 ところで、コックスプレートのアンダーカードとして行われたシュウェップスステークス(G2・1200m)で、オーストラリアが誇る白面の貴公子・アパッチキャットが見事に勝利。レースのあと、今年も香港スプリントへ遠征の意向が示されました。昨年は、初めての挑戦で慣れない右回り。この馬らしくないちぐはぐなレース振りで3着でしたが、今年は2回目となれば、昨年以上のパフォーマンスも期待できるのではないでしょうか。

  

 さて、私ですが、旅の目的は勿論競馬。水曜日には、シーニックブラストが出世の過程で主に戦ってきた競馬場・アスコットの開催があるので、出かけてみるつもりです。

 来週は、その様子をお伝えしたいと思っております。






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最終更新日  2009年10月27日 09時46分56秒
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