さて一年の総決算有馬記念はデムーロ騎手の絶妙な騎乗により、ヴィクトワールピサの先行抜け出しが見事に決まりました。

ゴール前で見せたブエナビスタの末脚は見たことのないような強烈なものでしたが、残念でしたね。

ちょっと勝ち運に見放されてしまっているような感じですね。

しかしこのお馬さんの能力の高さは疑いようのないものです。

こうなると今年の年度代表馬の行方がとても気になりますよね。

能力では絶対的なものを見せているブエナビスタさんが最有力なのでしょう。

優勝こそ京都記念、ヴィクトリアマイル、天皇賞・秋の三つですがドバイシーマクラシック２着、宝塚記念２着、ジャパンカップは１位入線での２着、そして昨日も勝ちに等しい内容で有馬記念２着。

ほぼ完ぺきな成績といえますからね。

しかし問題はG1級の勝ち鞍は２つという点。

皐月賞と昨日の有馬記念を勝ったヴィクトワールピサさんもG１級は２勝ですし、その内容はクラシック競走とグランプリ制覇ですからね。

そういう観点から見るとアパパネちゃんはG1級のレースは３勝ですから・・・という話にもなりませんか？

どうしても「３歳の」ですとか「牝馬の」という限定戦の評価は天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念などのチャンピオンシップと比べると下がる傾向はあります。

しかし史上３頭目の牝馬三冠を達成し、一年を通して競馬界を盛り上げたという年度代表馬のコンセプトにはぴったりな気もしますが。

過去の牝馬三冠馬の結果を見るとなかなか厳しいとは思いますが、どいう結果になるのか非常に興味深いものがあります。


さて日本の競馬シーンも残すところは明日２８日に園田競馬場で兵庫ゴールドトロフィー、２９日に大井競馬場で行われる東京大賞典のみとなってしまいました。

もちろん年末年始にかけて地方競馬は開催されていますので、金杯まで待てない！という方は是非足を運んでみてはいかがでしょうか。


それではみなさんよいお年を！