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カテゴリ:高橋 華代子
こんにちは!
未曾有の大震災は、東京に住んでいるわたしのショックも大きすぎました。宮城県という愛する故郷の変わり果てた姿や、両親や親せき、友人たちが被災者になっているという現実。 南関東で競馬開催がなかったこともあり、ずっと引きこもり生活でした。前なら、一日でも馬に会って触れないと寂しくてたまらなかったのに、そういう心境にもなれない自分に驚きでした。 子供の頃に経験した宮城県沖地震の記憶もときより蘇ってくるし、たびたび襲われる余震の恐怖。 もちろん被災地の皆さんにこんな弱音をはいたら申し訳ないので、もう書くのはやめにします。強くならなきゃ。 今週に入ってから、やっと、自分が今できることをやろうと思えるようになり、外出して取材まわりをしてきました。 でも、競馬が普通に当たり前のようにあった頃と、厩舎の雰囲気は全く変わっていました。競馬がいつ再開されるかわからないので、馬の調教は節電を念頭に置きながら、毎朝行われています。しかし、競馬再開はいつになるんだろうという不安。 今の社会情勢で、「競馬?」と思う方がいらっしゃるのも十分に承知しています。苦しい状況に置かれているのは競馬業界だけではなく、さまざまな職業の皆さんが冷え切っていて痛みを分け合っている現状です。 ただ、みんなも書いていますが、自粛ばかりでは日本経済は動いていきません。戦後最大の危機を迎えている今、多くの人たちが初めての経験ばかりでどうしていいのかわからない状況ですが、動ける人たちで動いていかなくては! もちろん南関東で競馬再開をするまでには、節電や計画停電などさまざまな課題をクリアーしていかなくてはならない困難な面もあるでしょうが……。 大井、川崎、船橋、浦和の南関東4競馬場にかかわる人たちにとっては、競馬しかありません。今の状況において被災地の皆さんに、競馬を通して、夢とか希望を与えたいとは言いません。とにかく、競馬という仕事を通して、被災地の皆さんをはじめ社会のお力になりたいという強い思いは持っています。 現在は千葉県騎手会、埼玉県騎手会、神奈川県調教師会&神奈川県騎手会は、それぞれの駅で募金活動をさせて頂いていて(東京都騎手会も明日28日(月)に詳しいことをお知らせします)、『今できることをやろう』という強い思いで、一丸になって活動をさせて頂いています。もちろん、朝の馬の調教も欠かしていません。 今度は、南関東競馬(大井競馬場、川崎競馬場、船橋競馬場、浦和競馬場)で、復興支援競馬や場内での募金活動など、競馬という仕事を通して、被災地の皆さんのお力にならせて頂きたいというのが、みんなの共通の気持ちだと思います。そんな日が一日でも早く来ることを、今は願うばかりです。 なお、岩手競馬に関しても水沢競馬開催は中止となり、5月14日からの盛岡開催をひとつのめどとして対応していく予定とのことです。 岩手競馬に関しては精通していらっしゃる方々がいますので、それぞれのブログでご覧下さい。 テシオ ケイシュウ 深田さん ふじポンさん(ふじポンさんは募金活動も行っているので詳しいことはご覧下さい) ツイッターなどにも詳しく状況が出ているようです。@uma2life、@iwatekeiba 『がんばろう、東北!がんばろう、北関東!がんばろう、南関東!』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月27日 16時35分02秒
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