岩手県八幡平にあるクマ牧場で非常に残念な事故が起こってしまいましたね。

私たちも大動物を扱う仕事ですから他人事には思えません。

クマは肉食ですし長い歴史の中で家畜化された動物でもありませんから一概に同じとはいきませんが。

しかし大動物の持つパワーはそれが仮に家畜化された草食の動物であっても侮ることはできません。

お馬さんが本気を出せば私たち人間なんてなす術もありませんからね。

しかしどうなんでしょうか今回の事故は。

テレビの報道を見ているとクマ牧場の飼育体制の話に及んでいるのですが、そもそもクマとどのように従業員は接していたのですかね。

その辺のところは全く報道には乗りませんね。

事件としての扱いですから当然かもしれませんが興味があります。

この牧場の従業員の方はいったいどの程度の関わりを個々のクマたちと持っていたのでしょうか。

またその他の同様の施設ではどのような管理を行っているのでしょうか。

ニュースの映像だけで判断するのはいけませんが、とても狭い場所しか与えられていないようにも見えました。

人との心の交流はあったのかな。

その「程度」によってこの事故は日頃大動物と接している私から見ると大きく変わってしまいます。

今回射殺されてしまったクマさんたちはちょっとイタズラが過ぎてしまっただけだと願いたいものです。

以前動物園でのハリネズミの飼育の様子をテレビの放送で見たことがあります。

とても残念な気持ちになったのを覚えています。

ハリネズミは小動物です。

体に鋭いとげがあります。

繁殖期になると子供を守ろうとやや凶暴になるそうです。

だから食事はこうやって与えるんですよってリンゴか何かを親に向って壁の上から投げつけます。

お母さんハリネズミは体にその食べ物を投げつけれています。

その時の表情のもの悲しさと言ったらありませんでした。

そんな方法しか考えられないのでしょうか。

プロでしょ？

動物が好きで飼育員やってるんですよね、きっと。


それぞれの動物を取り扱う人間。

どれもほぼ全ての動物たちが人間のエゴで飼育されています。

またどの動物たちに対してもそれぞれ全て接し方は違うのでしょう。

しかしその管理されている動物たちの幸福を願わずに面倒を見ている人はいないと信じています。