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カテゴリ:坂田 博昭
火曜日の担当は、坂田博昭です。
今年も、日本ダービーの東京競馬場には、グリーンチャンネルでの出番が終わったあとレースの直前に駆けつけました。 ダービーのレース直前に府中競馬正門前の駅に着いたのですが、競馬場へと続く通路はその直前の時間帯でもご覧の通り人の波。この跡のレースの盛り上がりを予感しつつ、場内へと向かいました。 「ダービーへようこそ。」 このコピー、素敵じゃありませんか?私も午前中の番組の中で使わせて頂きました。 この箱庭のような風景。いつもと違う雰囲気を醸し出している一角です。 場内の賑わい。この競馬場は、この世にまたとないぐらい本当に雰囲気のいい競馬場ですよ。 各特別競走のポスターがこのように制作されていました。思い出に残るダービー馬が投票で選ばれたダービーメモリーズも心に残る企画でしたが、私のお気に入りはやはりダービースタリオンズステークス。そのタイトルの前に「復刻」とつけて下さった担当者の方に、強い畏敬の念をささげます。 天気が良かったとは言え、前年比2割増の14万人弱が来場。例年以上に「入ってるなー」というふうに感じました。 歓声が上がる馬場入場。そこでの一番人気は断然キズナでした。馬場入場の最初に盛り上がった雰囲気を超える馬は、いませんでしたね。この馬、人気あるんだなぁ。 スタート直後。 そしてゴール前。抜けだしを図るエピファネイアに外から襲いかかるキズナ。ご覧のようなゴール前各馬が団子になる混戦は、近年の日本ダービーにない興奮を呼びました。キズナは、思っていたより強かったなぁ。 キズナがいくら待ってもウイニングランで帰ってこない…実は向正面で逡巡して芝コースの上を戻ろうとしませんでした。ひとりぼっちになっちゃったし。そこで、引き上げようとしていたところから踵を返してキズナを先導したのが、テイエムイナズマと幸英明ジョッキー(写真右端)。 途中から芝コースとダートコースに分かれて並んで走り、キズナがホームストレッチに近づいたところでテイエムイナズマはお役ご免。 キズナ、堂々のウイニングラン。でもその前に、ちょっとほのぼのした風景がありました。
ダービーは、1年の中の大きな節目のひとつ。 競馬の流れの中にとどまらず、競馬に触れる人にとっては人生の流れの中での大きな節目になっているとは思いませんか? ダービーまでの時間の自分を改めて見つめ、次のダービーまでの自分に思いを馳せる。 次のダービーの時に、どんな自分でいるかはわからない。もしかしたら、その時には自分はそこにはいないかも知れないのです。だからこそ、毎年ダービーを迎えることが出来たときの心持ちは他にはない特別なものに感じられるのだと、私は思っています。 今年も、多くの競馬ファンの皆さんとともに日本ダービーを楽しむことが出来たことを、嬉しく、有り難く、そして少しだけ切なく感じつつ、ダービーデーを過ごしました。
さて、今週のホッカイドウ競馬は、明日29日水曜日と30日木曜日の2日間の開催です。今週のメインは、30日木曜日に行われる古馬の重賞「星雲賞」です。コスモバルク記念を勝ったショウリダバンザイに2着のジョーモルデュー。ケイアイライジンにクラキンコ。そして先々週のハービンジャープレミアムで突如2秒7ちぎる大復活劇を披露した実績馬スーパーパワーなど、注目馬が揃って参戦。興味深い組み合わせのレースになりました。 今週も門別競馬場にて、皆様のご参加を心からお待ち申し上げております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年05月28日 09時58分42秒
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