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カテゴリ:坂田 博昭
水曜日の担当は、坂田博昭です。 今週は珍しく(?)開催の3日間とも門別競馬場におります。 昨日の夕方の門別競馬場。 雲が多くて夕日が垣間見える程度ではありますが、やはり夕暮れ時の色合いは明らかに秋のものに変わってきた感じがありますね。日も大分短くなって、レースが半分終わる頃にはもう暗くなってきていますし。 北海道、ここからの季節の進みが早いんですよね。 まだ寒さはそれほどでもありません。東京から朝晩に着くと多少ひんやりする程度。しかしまもなくジャケットなしでは過ごせぬようになり、そのうちコートも必要になってきて…ぼちぼちこの流れにも慣れてきました。 北海道・日高からお送りしている(当たり前)門別グランシャリオナイターの中継放送も、最近はずいぶん全国的な存在になってきているようでして、昨夜は… 何と、静岡県からJA静岡中央会がレースを協賛して下さり、場内や中継放送でPRイベントを実施しました。 静岡茶を口にする、高倉解説委員 勿論、仕事をさぼっているわけではなく、中継放送の演出でお飲みいただきました。 私が持っているこのお茶の入ったボトル。これが、手軽に水出し茶を淹れることが出来るという、今流行のアイテムだとか。 ボトルの中にお茶のはっぱを入れて、水を注いでそのまま何時間か置くと、ボトルの中に美味しい水出し茶が出来上がる、というもの。 ボトルの注ぎ口の奥にフィルターがついているというのがミソで、注いでもボトルの中の茶葉がそこでカットされるという仕組みなんですね。 いま静岡では、皆これで水出し茶を飲んでいると、そういう話でした。 お茶の世界も、立ち止まることなく様々な工夫がされているようです。 テレビで競馬中継を日々放送するというのは要するにそういうことで、影響力は競馬場がある「その場所」に留まらず、それを見て下さる可能性のある方全てに向けて発信されるということ。 いま、どうやらホッカイドウ競馬は「そういうこと」も意識しながら競馬以外の周囲の様々な人々や組織と手を携えていこうとしているようです。もしかしたら、門別グランシャリオナイターの映像で、日本中の様々な情報を楽しんでいただくようになるかも知れませんね。 競馬は競馬でしっかり。しかし競馬に付帯する楽しみというのは、幅広い可能性があるということなんだと私は思っています。 さて、競馬の話題としては、私もやはりJRA北海道シリーズの終了でしょうか。 最終週は欠席してしまいましたが、門別からの帰りの土曜日に立ち寄る形で、12週のうち半分函館と札幌に通いました。 函館競馬場。ゴール板の向こうに函館山 札幌競馬場のパドック側の風景。意外と見落としがちですが、天気がいいとこのように大変気持ちいい景色を楽しめます。 仕事柄、やはりホッカイドウ競馬勢の遠征の記録とともに、私の今年の北海道シリーズも過ぎていきました。 レースは日曜日にあることも多く、他の用事と重なったりもしてライブではあまり見ることが出来ませんでした。しかし、中間の最終調整は丁度門別の開催が行われている週の半ばに行われていますので、その取材で早朝の競馬場に通ったのも、いい夏の思い出です。 北海道シリーズは短くなりましたが、ホッカイドウ競馬からのJRAへの挑戦意欲はそれに反して実に旺盛でした。 昨年、古馬も含めてのべ19頭だった函館・札幌への遠征馬が、今年は31頭。 勝利こそ得ることが出来なかったものの、2歳馬ではタイニーダンサーが函館2歳Sで4着と好走したり、リッジマンがクローバー賞2着で権利を取って札幌2歳Sに出走するなど、昨年以上の大きな戦果を得ました。 また、北海道シリーズ冒頭に活躍したユヅルノオンガエシやノボリクリーン、最後のタイムビヨンドといった3歳馬たちの活躍も見逃すことは出来ません。どうしてもこの時期手薄になりがちなホッカイドウ競馬の3歳馬ですが、このような方法で活躍の機会は十分にあるということが、証明されたと言えるでしょう。 ダート重賞のエルムSに、ホッカイドウ競馬のチャンピオンホース2頭、ウルトラカイザーとアウヤンテプイが遠征したことも、印象に残る出来事でした。 さすがに結果には結びつきませんでしたが、トップ級の馬たちがこういう形で活躍の道を模索できるということも、またホッカイドウ競馬の可能性を示す挑戦だったと思います。 昨日は、ノボリクリーンとミラクルフラワーが地元戦に出走。それぞれ自己条件で他馬を寄せ付けない強さを見せての快勝でした。 秋から冬のシーズンラストに向かっては、去って行った夏に価値ある挑戦をした馬たちの実りの季節。どんな形で成果を出すか、目が離せません。 今週も、門別グランシャリオナイターは今日明日の残り2日間。 是非とも馬券に参加しながら、レースをお楽しみ下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年09月09日 11時53分37秒
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