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2015年11月25日
カテゴリ：坂田 博昭
水曜日の担当は、坂田博昭です。 門別のシーズンが終わって、私の主たる拠点は東京に戻りました。  東京競馬場。先週の土曜日、素晴らしい晴天。  競馬場から、雪を頂いた富士山の姿がくっきり！ 平時でも日曜日には必ず東京でグリーンチャンネルに出させてもらっていますし、競馬場での仕事も頂いたりして、北海道と東京の間を行ったり来たりなのですが、レースがなくなれば、別の仕事で稼がにゃならん！（笑） まさに文字通りの「出稼ぎ」みたいな感じで、東京中心にやっております。 そうは言っても、先週もお伝えしたように、ホッカイドウ競馬の馬も人もまだまだ戦いの場を他に求めつつ頑張っています。 今日はそんな奮闘を追って、園田競馬場に出かけました。    私にとっては、久しぶりの園田競馬場。何とはなしに場内の雰囲気も満喫しました。    鉄火丼。５００円。お値打ちにして美味。  ようやくお目にかかれた、三野孝徳さん。 元ジョッキーで、いまは園田競馬の企画広報関係を組織の「外から」様々な活動を通じて支援されています。 経験や人脈の大切さ、そして仕事の進め方の要諦。 様々なお話を伺いました。 さて、そうこうしているうちに、兵庫ジュニアグランプリ。 残念ながら、レースの直前に空が泣き出し、レースの時には本降りの雨になってしまいました。  ナイスヴィグラス。門別での戦いの中では、絶望的な大出遅れを克服して直線ごぼう抜きの追い込みで勝ったスマートファルコン賞が強烈な印象を残したこの馬が、園田まで遠征。この馬が「どこまでやれるか」が、今年の門別の２歳馬レベルを改めて評価する、興味深い挑戦になりました。  服部茂史ジョッキー。 シーズンラストに道営記念を制し、今週からは南関東にて短期移籍で騎乗。いきなり初日から３勝の固め勝ち。 この日「通算１４００勝を達成」と報じられ、「それより以前の門別のシーズン中にも同じ報道に接した」と、違和感を憶えた方もいらっしゃるのではないかと思います。 実は、この日の１４００勝は「地方競馬通算」。ホッカイドウ競馬でのカウントは、ＪＲＡの勝ち鞍を含めた「全国通算」。ＪＲＡで７勝を挙げている服部ジョッキーは、 たまたま門別のシーズン終了をまたいで短期移籍していたため、このようなことになりました。 「全国通算」でカウントしているのは、恐らくホッカイドウ競馬だけだと思います。データの統一性という意味では少々面倒ですが、「競馬にＪＲＡも地方もない」と思うなら、それもありなのかなと。いずれにしても「注釈」が必要な話ではありました。 それはともかく。 レースはやはりＪＲＡから出走の馬たちが主導権をガッチリと握って推移しました。   結果は６着。まだ馬体もパンとしていない「これからの馬」ナイスヴィグラス。負けて「健闘」とは、関係者の皆さんの心情を考えると軽々には言えないのですが、走るところは十分見せてくれたことに、私としては満足しておりました。  ただ、ＪＲＡから出走の４頭が上位を占めて、あと一つの掲示板枠。この写真のようにほんの僅かな差で逃したのは残念至極。これも勝負の厳しさですね。 で、レースのあと。 園田に来ていた津田麻莉奈さんと古谷剛彦さんが「このまま大井に行って勝島王冠を見る」と言うので、私も一緒に競馬場を出て、飛行機で帰京。大井競馬場に「ハシゴ」とあいなりました。 大井に着いたときには、メインの２つ前。丁度石川倭ジョッキーが乗っているレースでした。  騎乗を開始した最初の日に、古谷剛彦さん名義の馬で勝利を手にした石川倭ジョッキー。初めての経験も多くそれら一つひとつをクリアしていく「挑戦」が始まっているようです。 「コーナーの入りですね。門別とは違うので気を使います。あとは…飛んできた砂で前が見えなくなるのも門別とは全然違います。」 キックバックの対処とは…気がつきませんでした。門別の砂は、飛んできても視界を遮るようなゴーグルや下敷きへの付き方をしないということなんでしょうか。確かに言われてみれば、門別で「下敷き」の準備を念入りにしているジョッキーの姿って、余り見たことがないような気がします。 レースの中身よりも、思わぬところに新たな経験があるもの。それが「挑戦」というものなんでしょう。 私も、競馬に携わる機会は夏場より少なくなりますが、プレイヤーたちに負けずにこの冬も新たな「挑戦」をしていけるよう、頑張って行こうと思っています。  勝島王冠。ムサシキングオーの笹川翼ジョッキー。ガッツポーズで喜びを露わに。 また来週もネタを見つけて、お届けしていきますね。
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最終更新日
2015年11月26日 05時40分58秒
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