大阪を目指して気持ち良く伊勢道を走っていた時のこと。。。
リミッターをカットしてあるであろうレガシィの後について、行きよりも20マイルほど速いスピードを出していたのに、距離案内板の上に止まっている一羽のカラスがなぜか鮮明に見えた。
今はブログを止めちゃったけど、ブログ仲間のトライアンフ乗りが「何か変な感じがするカラスを見かけたら、それは何かの警告だと思って用心しするようにしている」と書いていたのを思い出し、多分この先に覆面でもいるのだろうと、レガシィがリタイアしてPAに入っちゃったのをきっかけに、スピードを少し落として用心しながら走っていた。
するとほどなく「芸濃SAの先 事故渋滞2キロ」の表示が出た。
これなら覆面も事故現場にいるだろうから安心だな、などと考えているうちに渋滞に捕まる。
それでもどうやら渋滞は解消しつつあるようで、ゆっくりとだけど車列は流れている。
やがて、三人の警察官が中央分離帯を覗き込んでいる場所に遭遇。
でも事故現場にしてはガードレールも歪んでないし、何なんだろう?と思いながらノロノロと進んでいくと、路肩に大型のパネルトラックが停まっているのが見えてきた。
そして、トラックの後ろには一台の黒いバイクが・・・
ありゃー、バイク絡みの事故かよ!
それにしてはちゃんとスタンド立てて普通に停まっているし壊れているようにも見えないしなぁ・・・
などと思いながら車線規制されている追い越し車線の方にふと目をやると・・・
いましたもう一台、バイクが・・・
いろんなパーツが変な方向を向いた状態で路上に転がっていたのは、オレンジのファクトリーカラーで一目で分かるKTM990アドベンチャー(らしき残骸)。
ハッ!と気付いて路肩の黒いバイクを見直すと、確かにヤマハFZ1フェーザー・・・
うわぁ!内宮の駐輪場で隣に停まっていた品川ナンバーのニ台だ!!
ライダーらしき人影は見当たらないので、多分救急車で運ばれるKTMのライダーに付き添ってFZ1のライダーも一緒に病院へ向かったんだろう・・・
内宮の駐輪場ではすれ違いで、どんな人が乗っていたかは知らないけれど、さっきまで並んでバイクを停めていたということから、何だか他人のような気がしない・・・
ぐっしょり潰れたKTMのフロント部分には雑草がたくさん絡まっている。
この雑草は、さっき三人の警官がいた中央分離帯に生えていた草に違いない。
きっと、追い越し車線を飛ばしていたKTMの目の前にトラックが後方確認不十分のまま車線変更してきて、接触したか逃げ場を失ったKTMが分離帯に突っ込んだのだろう。
警官がいた場所からKTMが倒れている場所までは100メートル近く離れていたように感じる・・・
KTMのライダーの容体が心配だ。
せっかく伊勢神宮にお参りしたというのに・・・
霊験あらたかで、おいらが絶大な信頼を寄せている交通安全のお守りを、彼等はきっと買わなかったのだろうなぁ・・・
大事になっていなければいいのだが・・・
(追記)
地元のローカルニュースで報道されたようです。
中京テレビ
http://www.ctv.co.jp/news/local/news_loc.html?id=30580
大型トラックと衝突、バイクの男性重体
更新時間:2008-12-04 17:58
4日昼すぎ、三重県津市芸濃町の伊勢自動車道で大型トラックとオートバイが衝突し、オートバイに乗っていたカメラマンの28歳の男性が頭などを強く打ち意識不明の重体。
4日午後1時半すぎ、津市芸濃町の伊勢自動車道上り車線で、愛知県一宮市浅井町の自動車運転手・甲斐則行さん(44)の大型トラックと東京都渋谷 区恵比寿のフリーカメラマン・前田琢也さん(28)のオートバイが衝突。オートバイは転倒し、前田さんは頭などを強く打ち、重体となっている。
警察の調べによると、前を走っていた甲斐さんの大型トラックが走行車線から追い越し車線に車線変更した際、後ろを走っていた前田さんのオートバイが避け切れず、大型トラックに衝突したという。
前田さんは友人と伊勢神宮に行ったあと、東京方面に帰る途中だった。警察で事故の原因を調べている。
回復を心から祈っています。