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『パッション』 (2004) THE PASSION OF THE CHRIST ジャンル ドラマ/歴史劇
シネマトピックス 「そのとき、キリストの血は人間世界の反映となる]eiga.com 「パッション」で観客がショック死eiga.com 「メル・ギブソン、キリスト教の次はユダヤ教の映画?」eiga.com 公式サイト 十字架の磔になると、死因は窒息死になる。 実際には腰骨を砕く。足で支えられないようにする為だ。 手のひらに打たれた釘だけで、全体重を支える事で、横隔膜は上下運動機能が出来なくなる。 肺は酸素供給できなくなり、呼吸停止となる。 すさまじい苦しみの末の死。 残虐きわまりない。 一瞬で死ねる首吊りの方がはるかに幸せというものだ。 センセーショナルで、キリスト教圏ですさまじい論議を呼んだ映画です。 キリスト・イエスを徹底的に痛めつけていて、これを観た人が心臓発作で亡くなったり、犯罪者が自首したり。。 内容は、キリストが十字架に磔にされるまでの12時間あまりの逸話を、忠実に描いている。 十字架に掛けられるまでの、イエス・キリストの基本の話。 新しいものは何もない。 しかし、だから観る価値が無いのではない。 何故 肉体的的苦痛を耐えるのか、自己犠牲するのか、それが神の子イエスの使命だから。 人間の罪を贖う為に命をかけてくれた重さとは。 この基本に忠実な作品は、それを真摯に考えさせてくれる。 ただの残酷映画ではないと思った。 メル・ギブソン監督はとても信仰厚い信者なのだから、 サド、マゾを描きたくてわざわざ私財を投じて撮ったのではないだろう。 メル・ギブソンはとても真面目な人だ。 とても真剣な思いのつまった作品なのだと感じた。 ペテロに「ニワトリが鳴く前に3度、私を知らないと言うだろう」とかユダに「あなたが 私を裏切るだろう」と予言するシーンは省かれていた。 そうした逸話は有名すぎるからあえて省いたのだろう。 拷問の際の のた打ち回って苦しむ血みどろな姿や十字架の責め苦にあえぐ姿と対照的に、 使徒との交流や 民衆への説教のシーンなどの神々しい雰囲気を漂わせた姿を、交互に映し出す。 肉体と精神の対比かな。 イエスの弟子を見るときのなじる様な視線。「1時間も起きていられないのか」というシーンは イエスを 人間的に感じさせるトコロだ。弱さ、苦痛への恐怖を確かに抱いていたことだろうから。 ただのセレブな救い主ではなく、 苦痛を知る人の肉体をもっているからこそ、苦しみの中で息も絶え絶えに「彼らは何をやっているか、わからないのです」という言葉が計り知れないほど重いのだ。 「ダヴィンチ・コード」という、ベストセラー作品の映画化もひかえている。 こちらはイエスの血脈という新説である。 マグダラのマリアは娼婦ではなくイエスの妻であり、<聖杯>である。この新たな説の映画化が、「パッション」での マグダラのマリア、モニカ・ベルッチは娼婦とも妻ともはっきり分からない存在だ。 母、マリアにつねに寄り添いイエスに最後まで付き従うのは、聖書で描かれるところの "嘆き悲しむおんなたち"という描き方のままだ。 参考資料 【楽天ブックス】この一冊で「聖書」がわかる! 監督: メル・ギブソン Mel Gibson 出演: ジム・カヴィーゼル Jim Caviezel イエス・キリスト マヤ・モルゲンステルン MaIa Morgenstern イエスの母マリア モニカ・ベルッチ Monica Bellucci マグダラのマリア ロザリンダ・チェレンターノ Rosalinda Celentano サタン クラウディア・ジェリーニ Claudia Gerini クラウディア ルカ・リオネッロ Luca Lionello イスカリオテのユダ フランチェスコ・デ・ヴィート Francesco De Vito ペトロ フリスト・ジフコフ Hristo Jivkov ヨハネ マッティア・スブラジア Mattia Sbragia 大祭司カイアファ フリスト・ナーモフ・ショポフ Hristo Naumov Shopov 総督ピラト セルジオ・ルビーニ Sergio Rubini ディスマス トニ・ベルトレッリ Toni Bertorelli アンナス 【ストーリー】 弟子のユダに裏切られ、大司祭が差し向けた兵に捕らえられたイエス(ジム・カヴィーゼル)。裁判で自らを救世主だとほのめかしたイエスは、神の冒涜者としてローマ提督ピラトに引き渡された。ピラトは、イエスの罪が不明確だと知りつつも、敵意をあらわにする司祭と群衆を前に、彼を十字架にかける決定を下す。鞭打たれ、傷だらけの体で十字架を背負い、イエスはゴルゴダの丘へと足を進める。磔にされながらも人々のために祈り続け、イエスはやがて、最期の時を迎えるが…。 メル・ギブソンが、12年もの歳月と莫大な私財をかけて構想を練り作り上げた『パッション』は、新約聖書の世界をリアルに映像化し、イエス・キリストの受難を凄惨なまでに描いていく。その内容は、ヴァチカンをはじめ世界に議論を巻き起こした。ギブソン監督自身がラテン語とアラム語で脚本を書き上げ、全米公開時には英語字幕をつけるというこだわり。そして何よりも、怒り狂う群衆の狂気、目を背けたくなるような拷問、飛び散る鮮血など、徹底したリアリティを追求したギブソン監督の、凄まじい思い入れが伝わってくる。イエスを演じたのは、『シン・レッド・ライン』のジム・カヴィーゼル。マグダラのマリアには、イタリアの宝石と呼ばれるモニカ・ベルッチ。一流俳優たちも、肉体的、精神的に困難な役柄に全身全霊で挑んでいる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年05月12日 19時22分27秒
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