|
テーマ:ミステリはお好き?(1432)
カテゴリ:カテゴリ未分類
題名の「骨の袋」とは、作中トマス・ハーディの言葉として述べられたもの。血肉のない、骸骨を覆うだけの袋と化した人を(象徴的に)指す。 主人公はロマンティック・サスペンスジャンルの、ベストセラー15位以内の末尾に名を連ね、毎年一冊刊行ペースを保つ人気作家。ある日妻が急死。作家の生活はガラガラと、崩れ始まる。 ・小説が書けない 《ライターズ・ブロック》 スランプのこと 執筆を始めようとすると吐き気、悪寒、めまい、呼吸困難ニお襲われてしまう。。いつも最後の一行を妻に書いて貰って締めくくっていた。最愛の妻の死に打ちのめされ4年もの歳月、一行も書けないでいた。 ・生前の妻の秘密 亡くなる際に妻のバッグに入っていた妊娠検査薬。何故自分に妊娠のことを黙ったいたのか?妻には自分の知らない世界があったのだろうか?疑念がジワジワと忍び寄る。 ・悪夢 《セーラ・ラフス》主人公の所有する別荘。物語の舞台は、キングがよく設定する架空のまち メイン州ダークスコア湖。悪夢は夢であり、夢でない。しばらく訪れていなかった別荘の佇まいは、細部まで夢と合致していた。別荘には全ての疑問の解決があるのか。 ・霊的現象 冷蔵に貼ってるアルファベットのマグネットが、勝手にメッセージを形作る。 ”彼女を助けろ” ”たすけて おぼれちゃう” 別荘には、明らかに何者かが存在している。それは妻の霊なのか?それとも? 今回は、呪われた館風。100年前の呪われた事件が、主人公の妻や、若い母娘、醜悪な老富豪らと絡み合って、しだいに全貌をあらわす。 主人公の救いもあり、癒し系かな。 これも当たりだった。☆King、面白いです。 さっそく、次、いこ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月04日 01時37分58秒
|
|