遠き日
黄昏の空芝生の上に座り込む君淡い茶色の髪が薄明との微妙なコントラストを魅せる風になびく草の先夕焼け色に染まる瞳このまま時が止まればいいのになんて在り来たりなことを考えてしまう、僕日々、微妙にずれていく世界と心の狭間で僕らは、一体どうやって生きていったらいい?永遠に噛み合わない歯車分かっていながらも子飼いの鼠のように懸命に回して一体、どこに辿り着こうと云うのいつの間にか痛いほど握り締めていた指先「ほら、南十字が見える」君がそう言って笑う瞬間が好きだからいつも其処にいた遠き日の思い出不可逆の時だからこそセピアの色で甦る少年の日の記憶この狭い世界で生き方を見失ってしまいそうな、今もなお黄昏、という言葉から。夕焼け色、朝焼け色。一日のうちで格別の瞬間だと思います。Today's aromaマートル(2)+ オレンジ(3)懐かしく甘い、草の香り。人気blogランキングへ