カテゴリ:生活・健康
旅行中の車両・航空機移動の最中というのは暇のもので、同行者がいれば会話もあるけれど、一人の時は、そうもいかない。
加えて走行音や風切り音が絶えず耳に入る。 人が騒ぐような音とは違うが、これもれっきとした騒音、ストレス源だ。 今回は試しにと購入した 聴覚保護具 クオリネ という耳栓のレビューです。 外観キノコのような、名前の由来?のクリオネのようなデザイン。 傘の部分はイヤホンのピースのような円形状ではなく、楕円形に近い。 実際、装着してみると入りやすい角度があるので、耳穴(外耳孔)はきれいな円形状ではない。 やや縦長の楕円形状っぽいのかな。 芯の部分には色のついた硬い樹脂が入っており、一部露出している。これが商品の性能を握っているような。 装着してみると?◼️装着耳穴に沿って角度を微調整しながら装着。 傘の部分が体温で少し柔らかくなるので、いきなり位置を決めるのは早計。1分ほどしたらもう一度微調整してみるといい感じ。私は右の耳穴が少しだけ大きいみたいで、いい角度を見つけるのに戸惑った。 ◼️肝心の効果は パッケージに書いてあるのだが、20dB(デシベル)ダウンを謳っている。 20dBまで減衰させるのではなく、元の騒音から20dB前後減衰する商品のようです。 なので無音にはなるわけではないのであしからず。 自宅で使った限りでは、こんな感じ。 ・開けた窓の外から聞こえる環境音 セミなどの昆虫や小鳥の鳴き声はほぼ判別できない。カラスの鳴き声はわかる。 重機の作業音や自動車の走行音も依然はっきりと認識できる。 ・室内の環境音 TV、エアコン、卓上の扇風機など、どれも聞こえる。ただし音の細部は分からない。 音源が発する音量にもよるが、障害物や距離によって減衰された音は届きにくい感じ。同じ部屋の中など、近くで発生する音にはあまり効きません(これも音量によります)。 ここまで読むと、この商品の良さが皆無のように思えてしまうが、そうでもない。 聴感上の個人差もあるだろうが、装着前後では明確に違いがあり、耳にかかるストレスを減衰しているのは確かだと感じた。 聴覚保護具であって、無音を目指したものではなく、負荷の軽減を目指したものだからでしょう。 負担の平均値を下げる耳栓睡眠や勉強には、完全な無音を目指した耳栓の方がいいかもしれません。しかし全くの無音というのは日常生活では危険を伴ったり、機会損失を招きかねない。それは例えば、車両の接近だったり、人から話しかけられたりといった場面だ。 また、自分の体を伝ってくる歩行音や呼吸、鼓動などがある程度抜けてくれるので、そちらを意識してしまうことも少ない。 どうしても音量を上げたがる家族やルームメイトと同室する時などに装着するのもいいかもしれない。 旅行などではノイズキャンセル機能付のイヤホンを携行している。これは集音マイクで環境音を解析し、逆位相の音を発することで快適な音楽鑑賞を目指したもの。 これと比べると音はある程度入ってきてしまうが、持ち運びは圧倒的にこちらが楽。 騒音を遮断するために無理して大音量で音楽を聞くくらいなら、こういう耳栓も考えに入れてみては。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.07.18 20:41:42
コメント(0) | コメントを書く
[生活・健康] カテゴリの最新記事
|
|