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テーマ:電子工作(533)
カテゴリ:電子工作、オーディオ自作
ミニアンプ(PCL86-ULバージョン)が完成しました。このアンプの寸法ですがCD1枚+1/3位のスペースです。 このアンプにはちょっとした仕掛けをしました。写真からLOW-BOOSTと示されたスイッチがみえますが、先日のブログにも書いた、低音ブースト回路が組み込まれています。 低音を+3dB増幅...というよりも、低音以外の周波数帯を-3dB落としています。 早速、試聴(LOWブーストなし)...... 最初はオリジナルの回路通りです。PG帰還もオーバーオールNFBも無しですが、伸び伸びした印象です。 でも、ジャズには良いけど、クラシックには、ちょっと荒削りな印象をもちました。 もう少ししっとりした音に改善できないかと思い、PG帰還を掛けてみましたが、私の印象では、こちらが正解です。荒削りな印象は無くなり、クラシック(特にオーケストラ)もいけます。 特に良かったのがピアノの音です。ちょっと小ぶりですが、立ち上がりが良く、この音は悪くないと思いました。 以前、製作したPCL86アンプは、低音がたっぷりで、高域は落ち着いた印象でしたが、今回のPCL86(UL)アンプは、反対に賑やかで、低音は締まって聴こえます。 同じ真空管(PCL86)を使っていて、三極管結合とUL(ウルトラリニア)結合とでは、思いのほか音が変化するものだと思いました。いつか三極管結合←→UL結合の切り替えを付けてみたいと思います、 次に、LOW BOOSTスイッチを入れてみました。すると音色は以前のPCL86アンプ(三極管結合)に近づきます。 この回路は、音質の劣化も少ないと思いますし、低音不足のスピーカには、有効だと思います。^ アンプを横浜の社員寮に持ち込んで試聴してみました。こちらのスピーカ(エレクトロボイスの405-8H(アルテック相当品))でも同じ印象ですが、バックロードよりも、アンプの差は出難いようです。 最後に、オシロで波形を観測しましたが、方形波を見る限り、以前のアンプと比べ、殆んど違いはなさそうです。 非常に小さなOPTですが、100Hzの方形波を観測しますと、低音も意外と伸びていると思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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