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テーマ:電子工作(533)
カテゴリ:実験(測定器のこと)
久しぶりにTU-879Sです。このアンプは中高音がクッキリ、ハッキリ、クリアーに聴けるのですが、ちょっと低音がもの足りない気がしていました。
そこで、低域のf特を改善するため、NFB(オーバーオールNFB)を増やしてみました。 TU-879Sの回路図に記載されているNFB回路抵抗のR6,R7を小さくすれば、NFB量を大きく出来るのですが、スピーカと一緒に、この抵抗もドライブすることになりますので、あまり、小さくできません。 そのため12AX7のカソード側にあるR5とR6を大きくしました。3.3オーム→5.6オーム NFを増やしたことにより、発振など不安定にならないよう、位相補償コンデンサを増やしました。47pF→147pF 改造後、測定した結果です。期待通り低域が伸びています。(高域は変わりなし) 歪み特性も改善しています。正弦波発信器が100Hzも出せるようになったので、このデータも付け加えます。(でも、あまり良くないですね~ シングルアンプの宿命でしょうか?) この状態で試聴してみましたが、以前よりも、おとなしい感じです。JAZZはちょっと活力が無くなったような印象、低音は厚みが出てきたのでクラッシック向きかな? 全体にクオリティーもアップし、低音も改善できたと思いますが、個人的には、改造前(NFB5.3dB)のほうが良かったです。 実は、このあと、位相補償が要らない程度まで、NFBを落としてみました。今のところ、この音が一番気に入っています。 音には関係ありませんが、今まで、ブラックパネルでしたが、飽きたので、元のシルバーに戻しました。^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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