虹の足
こんばんは。元コンプレックスの塊、脚線整美師の希実です。 ▼コンプレックスの塊時代の写真はコチラから♪ 脚線整美師☆希実オフィシャルブログ 最近、とっても素敵な女性を通じて、詩人の吉野弘さんを知りました。 ご存知ですか吉野弘。『祝婚歌』が有名ですよね。 吉野弘さんは、1920年代生まれの方なのですが、彼の詩はとっても深くて豊かで・・・久々に胸に深~く響きました ということで、今日は吉野弘さんの詩の中で、私のお気に入り『虹の足』をご紹介します 同じ『足』繋がりだし・・・関係ないかっ ☆’・。,・★’・。,・☆’・。,・★’・,。・☆ 『虹の足』 吉野 弘 雨があがって 雲間から 乾麺みたいに真直な 陽射しがたくさん地上に刺さり 行手に榛名山が見えたころ 山路を登るバスの中で見たのだ、虹の足を。 眼下にひろがる田圃の上に 虹がそっと足を下ろしたのを! 野面にすらりと足を置いて 虹のアーチが軽やかに すっくと空に立ったのを! その虹の足の底に 小さな村といくつかの家が すっぽり抱かれて染めていたのだ。 それなのに 家から飛び出して虹の足をさわろうとする人影は見えない。 --おーい、君の家が虹の中にあるぞオ 乗客たちは頬を火照らせ 野面に立った虹の足に見とれた。 多分、あれはバスの中の僕らには見えて 村の人々には見えないのだ。 そんなこともあるのだろう 他人には見えて 自分には見えない幸福の中で 格別驚きもせず 幸福に生きていることが--。☆’・。,・★’・。,・☆’・。,・★’・,。・☆ ▼脚線整美師☆希実オフィシャルブログはコチラ ▼脚線整美師☆希実インタビュー&美脚連載 掲載中♪