茨城県取手市といえば茨城県人の私には耳馴染みのある土地。
そこで最近走り始めた見た目のインパクト抜群なコミュニティバスについての記事です。
Excite|耳なし芳一状態!? のバスがまちを走る茨城県取手市に、2006年10月1日から走りはじめた、コミュニティバス。このバスに乗った友人は、ひと言目にこう言いました。「すごいですよ、バスのデザイン。まるで“耳なし芳一”みたい(笑)」
?? なんでしょう、それは? しかし、そのバスの写真を見て、一発で納得いたしました。
路線ごとにイメージカラーが定められ、そのカラーをベースに、バス全体をラッピングするかのように描かれた、文字文字、文字。うひゃあ、これはかなりのインパクトです。
怪談「耳なし芳一」のように、お経でも描かれているのか? とじっくり読んでみましたところ、「smile」「緑の散歩道」「水を中心とした芸術の町」「大きな稲と太陽の絵がある」などなど。実にポジティブな言葉が並んでいます。
それもそのはず、これらの言葉は取手市民が感じる取手市のイメージを文章化したものだったのです。
デザインを担当したのは、なんとあの日比野克彦氏。取手市には東京芸術大学のキャンパスもあり、芸術の町としての取手をアピールする意味もあったのでしょう。大胆ですけれど、心憎い人選です。
そのイメージを単に活字化しただけでは、堅苦しくて重いものになったかもしれませんが、日比野氏が描くことによって、文字は絵のようにも感じられ、不思議な温かみがあります。
このバスの写真は元記事の方に載っていますが、いや、このデザインは強烈です。そして、こんなイメージを喚起させる作品を残した小泉八雲の凄さも、改めて感じたりします。
…現代社会において、完全なオリジナルなんて夢のまた夢なんだなぁ。でも、それでも、
Show must go on。
しかしまぁ、やるなぁ取手市。
東南部ルートと東北部ルートとで、バスの形と大きさがだいぶ違うのがちょっと気になるけど。需要の差、なんでしょうけどね。
【関連日記】
・県民性を測る踏絵を踏んでみる
・ご当地モノまでDSに投下されるのか…「ご当地検定DS」(※別ブログへ移行します)
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