失敗しました。大失敗。
読むんじゃなかった!っていうか、今買うんじゃなかった!6月29日当たりに買って読めばよかった!
と、むやみやたらと叫びたい気持ちで一杯です。
続きがものすごく気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気になって気に……(エンドレス)
この状態で続きが出るのを3週間も待つなんて拷問!
ということを、私は最終巻が出るまで言い続けなきゃいけないんでしょうか?(ぇー
「とがめはな――
どんな苦境にあったって、自分の決断を後悔することだけはねえんだよ」
絶対凍土の地、蝦夷の踊山を彷徨う無刀の剣士・鑢七花と美貌の奇策士・とがめの前に姿を現したのは、天真爛漫な少女、凍空(いてぞら)こなゆき――!
吹きすさぶ豪雪と疾風のなか、七花が絶体絶命の危機に!! 追い詰められた真庭忍軍の切り札と、とがめを狙う謎の第三勢力の蠢動やいかに!?
「……ん、そなた今、わたしが拗ねていたと言ったか?」
「言ってません」
七花は嘘をつくことを覚えた。
………RPG?(笑)
賊刀・鎧が鎧だったので、五話の感想で予想したように、双刀・鎚がかなづちじゃなかったことは心底残念でしたが(←嘘)、毎月刊行だと、本とサクサク話が進みますね。
そんな訳でターニングポイント、折り返し地点の6冊目。
今まで戦いで傷一つ負わなかった七花が怪我をし、とがめは七花ロリコン疑惑に怯え(笑)、まにわにの新キャラは犬だなけに正しくかませ犬化し、こなゆきちゃんはめっさかわいらしく、七実姉さんは虚弱なくせして怪力という新たなスキルまで手に入れて大暴れでした。
と書くと、間違っちゃいないものの、どんな話なのかさっぱり分かりません(笑)
正直、第5話の七花の告白(父殺し、とがめの過去)が、七花ととがめの関係にどんな影を落とすのか、ものすごく気になってただけに、拍子抜けと言えば拍子抜けではあったんですが(この辺の肩透かしっぷりは西尾作品を読んでたらよくあるっちゃよくある)、ともかく、一本の刀である七花も、いよいよ人間味が増していき、変体刀の持ち主も、全て斬って捨てられることもなくなってきたので、ドラマに幅が出てきました。
第5話の校倉必はぶっちゃけどうでもよかったですが(←待て)、私は動物とかわいい子どもに弱いので、こなゆきちゃんの最後はホント良かった!
ここで、子どもだろうと容赦ない主人公(七花)を描写するのも、作品自体に殺伐とした空気を孕ませることになって深みが増したろうに、惜しいっ!という気もしないでもないですが、まあ、ノリはライトノベルですからね。そんなノワールモノに一気にシフトされても、大方の読者は戸惑うばっかりでしょうから、これが正解なんだろな。
その辺の暗黒面は七実姉さんが張り切って担ってくれるんでしょう(笑)←笑いごと?
それにしても、双刀・鎚。
一体何の素材で出きるとああも反則な代物になるんでしょう?
イリジウムか?はたまたオスミウム?
大穴でダークマタ―なアクシオンとか!☆(≧▽≦)☆!
と、妄想が膨らみました。私的には北海道に多く算出されるっていうオスミウム当たりがお勧めですが、そんなこと考えるだけ無駄なんでしょね(笑)
さて、今回、新しい世界設定がいろいろ出てきましたが、気になるのは尾張幕府の指定する壱級災害指定地域。
蝦夷地の踊山・陸奥の死霊山・江戸の不要湖
ということは、いずれ戦いの舞台は江戸の不要湖へ……と期待していいんでしょうか?
不要湖って何じゃいな。とは思いますが、その辺の西尾さんの外しっぷりは期待してます♪
ネス湖のネッシーみたく、不要湖のフッシーとか出てこないかな。
個人的には、勿体ぶって名前を出しておきながら、誰も立ち寄りもしなかった…って錆白兵みたいなオチでも全然OKですが(笑)
更に、変体刀の正体が一つ、明らかになりました。
炎刀の正体は「銃」という言葉どおり、『拳銃』とな。
た、確かに、七花自体、1本の刀って位置づけなんだし、鎧はヨロイだったんだから、銃がジュウで「刀」だと言い切るのもありか!( ̄□ ̄;)!!
これでより一層なんでも刀になれそうです。「ペンは剣よりも強し」ってことで、筆だって刀になりそう(笑)
21万円とな。(||゚Д゚)ヒィィィ!(゚Д゚||)!!高いっ!→
まだ正体が明らかになってない刀がどんなものか、ますます楽しみになってきました。
いよいよ第7話は七実姉さんとの対決です。西尾さんの焦らしプレイのせいで、冒頭に述べてますように、続きが気になって気になって仕方ありません。
西尾流、ビルドゥングス・ロマン譚。はたしてどうなることやら!☆(≧▽≦)☆!
感想を読ませていただいた素敵サイトさま
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いつも感想中 Alles ist im Wandel ライトノベル名言図書館 かもめは本を読まない。
空夢ノート 日々のんぼり
ところで、巻末にて、12ヶ月コンプリートの読者プレゼントの内容が明かされてました。う~ん、別にどれもいらないかなぁ……
京極夏彦さんみたく、書き下ろしの豆本にしてくれたら速攻応募するのに。
←こんな奴。
余談ですが、この感想をマイブームのルー語変換で変換すると、「とがめはな――どんな苦境にあったって、自分の決断を後悔することだけはねえんだよ」という台詞がこうなりました。→「とがめはな――ホワットトラブルにあったって、マイセルフのデシジョンを後悔することだけはねえんだよ」 ダメだ、ルー語変換、ツボに嵌まりすぎるっ!☆(≧▽≦)☆!