と、このドラマを根本から否定するようなことを言ってみる。

人がよくってヘタレでたそがれた役をやらせると、田中さんの右にでる人はいませんね！
ってことをしみじみ感じながら見てたんですが、たまつき事故の鼻血スローモーションとか、サンバイザーＸのＣＭ・アニメーションとか痛い自主制作映画とか、無駄に力が入ってて小ネタ好きの自分としてはかなりメロって見てしまいました。

くっそう、相変わらずいい話だなぁ。これで最後、死ぬんじゃなけりゃいいのに！


途中まで、明日のゴーオンジャーは絶対、蛮機族ガイアークの方を応援しよう！と思ったんですが、ショッカーやシャドウ団がやられるからこそヒーローは光り輝きます。

それは、ショッカーやシャドウ団がいなければ、ヒーローは光り輝けない。
ヒーローたりえないということでもあって。


明日は、ゴーオンジャーとガイアーク、両方を応援しようと心に誓いました。


………………………あれ？これ、何の話？（ぇー


３５歳、オーディションを５０１回落ち続けたハルウララ……じゃなくて、北澤光一は、苛めにあってたちびっこを助けた後、ロスタイムに突入。

ロスタイムは、かつて自主制作映画の収録にかかった時間、５時間１分。
自主制作映画自体がロスタイムってのはちょっと座布団１０枚的にうまかったですが（笑）、先輩と後輩、彼氏と彼女、悪役とヒーロー、そしてヒーローとシャドウ団とちびっこ。

４０分程度のドラマの中に、いろんな関係性をぶちこんだドラマ作りは、見応えがありました。
折角ヒーローを倒すことにノリノリになった後輩君たちは放置プレイだったとは言え（←禁句）、ラスト、光一や陽子やちびっこ達皆が笑顔で終わるのも良かった。

これで最後、死ぬんじゃなけりゃいいのに！

ロスタイムから延長戦に突入した樹里ちゃんの呪いがきいてるのか、最後の最後、どうか延長戦に入りますように。
そして、「オレの夢」じゃなく「オレたちの夢」に向かって進んでいけますように。
そしてそして、月９から月金１２まで進出した後輩の出世を普通に喜ぶ、慕われる先輩であり続けますように。


そんなことを、思わずにはいられませんでした。
ロスタイムを精算して、笑顔のままで死に向かっていけるのは、
それが例え「死」であっても、ひかずに前へ進めるのは良かったと言えるのかもしれない。
でも、やっぱり、笑顔から先の人生へ、延長戦へと向かって欲しいと思わざるを得ません。


審判さんをはじめ、作品のあちこちにクスリと笑えるシーンをちりばめながら、全編を貫く「切なさ」。
時々アレ？って思うことも無きにしも非ずですが（笑）、このドラマのバランス感はただものじゃありません。
とりあえず、最後、事故現場へ戻るシーンがなかったし、ホイッスルのタイミングも妙だったので、

「延長戦に突入した」と思うことにしようっと。



【萌え審判】

シャドウ団を意識してフェイスマスクをつける審判さん達と、チビッコと一緒にヒーローショーに見入る審判さん達、どっちに萌えるべきなのか、真剣に検討中です。（ぇー


【ＭＶＰ】

片桐はいりさんの怪演が素晴らしいっつーか、あと３分出演時間が長けりゃ、完っ璧に主役をくってたね！☆（≧▽≦）☆！

「木１０　土９　日８　日９　月金１２」
「雨の日もオーディション風の日もオーディション　そのうちオーディションの意味さえ忘れてしまったわ」

姐さん、最高です（笑）


【今週のツッコミどころ】

「待ってくれ皆！
　確かに俺達は卑怯かもしれない。だがな、俺達戦闘員を何のためらいもなく超人的な力でなぎ倒すサンバイザーも卑怯なんじゃないか？！」

いや、５人でタコ殴りにする戦隊モノは卑怯かもしれないけど、一人で戦うライダー的なやヒーローは卑怯じゃないと思う。

………と素で突っ込んだのは内緒（笑）

それにしても、格差社会にまで話が広がると、チビッコと大きなお友達 に夢と希望と萌え を与えるヒーローものが一気に俗っぽく、ってか世知辛くなってくるのが不思議です。



【今週の温水さんな尾元さん】

コウモリーノ


【次回】

常盤貴子　「極道の妻編」