優しいものは好きです　あたたかいものも好きです　だから人が好きです

斜めにとまる蝉とか
青々とした田んぼとか
ポトリと落ちる蝉の抜け殻とか
時間がゆっくりと流れる様子とか

秋が過ぎ、冬を越え、春を迎えて、夏を待ち、人に焦がれるその姿とか

どうして俺にしか見えないんだ　どうして俺は見えてしまうんだろう

Ａパートから泣けてました。

哀しい気持ちが鬼となって、優しい気持ちが妖になる。

友人の為に動いて何が悪い

Ｂパートで泣いてました。

見終わった後に残るのは静かな焦燥感と深い憧憬。

優しいのも　あたたかいのも
　惹かれ合う何かを求めて　懸命に生きる心が好きだよ

最後の独白で、涙腺が決壊してました。





何かに迷ったり立ち止まったりした時に、
ここにいてもいいんだよって言ってもらいたい時に、
そっと寄り添ってくれるような物語でした。

いいお話だったなぁ。うん、本当に良かった。

心から　そう　思います。