ＯＰは「アナグラ」から始まりました。散々心配したり散々笑ったり散々悶えたり散々ツッコミまくった蓮蓬篇もいよいよ完結です。
思えば、今までで一番波乱万丈な長編だった気がします。って、いろんなことがありすぎて「気がします」どころじゃないんですが、やっぱ最初に言及すべきは、使いどころを間違えてるとしか思えない

サンライズの本気が見られたこと なんじゃないかな！☆^(o≧▽ﾟ)o

銀魂にこんなに作画陣をぶちこんで本家日曜夕方全国放送（←見てません）は大丈夫なの？（￣□￣；）！！と言いたくなるくらい、ミサイルの弾幕が飛び交う中走りぬけ、避け倒すカイエーンの激しい機動、変形シーン。どれをとっても、

本気の無駄使いです。　（きっぱり）

予算が少ない少ないって散々言っておいてこれなんだから、予算があったらどうなっちゃうんでしょう。っていうか、この後のアニ魂の作画予算はどうなっちゃうんでしょう。
な、なんだったら、ＤＶＤの金額３００円くらい値上げしてもらってもかまわないのでその分作画予算とかスタッフさんの給料に回してもらえたら！（￣□￣；）！！←ちょっとマジ

と、ちょっとどころか真剣に言いたくなるくらいのクオリティは顕在です。
なんたって、冒頭から池田さんが飛ばしてくれてるしね！

平成生まれの皆さんは池田さんといえばシャンクスかもしれませんが、昭和生まれの私にはシャア（クワトロ大尉）以外の何者でもないので、

「おのれ　いきなり顔面とは無作法な　そんなエロ本やビデオで見たにわか知識で…
　我をあの世にイカせられると思うたかァァ！！」

い、池田さんに何てこと言わすの？！（￣□￣；）！！と喜びつつも、ああー、あのシャアがこんなこと言っちゃうんだー……と思わず遠い目にもなりかかりました（笑）

いやでも、池田さんボイスで聞くとあれですね。
漫画ではただの品性下劣…ゲフンゲフン。アダルトな台詞としか思えなかったのに、池田さんボイスでバイアスがかかると「無作法」って単語一つとっても、

あの時にも作法を重んじるなんて、さすがジオン共和国の御曹司なだけあるよね！

みたく妙に納得しちゃう怪（笑）

そして、そんな米堕卿の熱演だけじゃありません。蓮蓬篇のラストは、今迄以上に作画とキャストのクオリティが爆発してました。カイエーンの縦横無尽な活躍と朗々と響き渡る宇宙商人心得とフミ子姐さんの最後の露出芸のシーンに。

や、なんかもう、先週の感想で「最後の力を振り絞った的なクオリティ」と書いてましたが、今週も負けず劣らず振り絞られてましたよね！
思えば、１期のときに、変形ＯＰ・ＥＤやＢＧオンリーやおまけや既存作品のパロやなんやかんやであれだけ好き放題かましてただけに、今さら大概なことじゃ驚かねぇよ、ふふん (￣ー￣)
みたいな心持ちで挑んだアニメ２期でしたが、蓋を開ければ４月に再開して以降、毎週のように驚いてる気がします。空知んたまもスタッフさんも、いつでも全力投球っていうか、途中で失速したり中だるみしたりすることとはとことん無縁なんだなって。
まあ、私の銀魂愛もブログを始めてから全く失速してないのでその辺はいい勝負だとは思うんですけどね！☆^(o≧▽ﾟ)o（←言ってろ）

と、ともかく！

カイエーンのかっこよさと、宇宙超商人心得を読み上げる坂本さんボイスのかっこよさ、と台詞は卑猥ながらもフミ子姐さんの少尉ばりなかっこよさ。あれ、

反則じゃないですか？（￣□￣；）！！

いや絶対反則だって！特に坂本さん！宇宙超商人心得の朗々たる声の響き！

だって自分、銀さんスキーだってことを忘れそうになったもの！同じ天パだからいっか！って坂本さんに浮気しそうになったもの！その直後にアッパーかます銀さんがかっこよすぎて、ええい、天パ二人とも面倒みてやるぜ！っていう訳分からない事まで口走りそうになったもの！←落ち着け

真っ先に応戦する陸奥っちゃんと神楽ちゃんの男前っぷりにもドキドキしつつも、モジャ２な攘夷組二人のかっこよさにひたすらメロメロしてました。うん、あれは反則。

とはいえ、恐ろしいことにこの時点でまだ放送時間の３分の１くらいです。

「銀魂」のかっこよさはモジャ２のかっこよさだけにとどまりません。

新ちゃんに後を託す銀さんと、（最後は皆の力を合わせたとは言え）主人公の弟分な新ちゃんにカイエーンの吹き出物砲のレバーを握らせた空知んたまのかっこよさ！

だってほら、今まで、銀さんが誰かに後を託すなんてなかったじゃないですか。
いつだって一人でなんとかしようとして、迷惑かけまいとして、そんな銀さんだったからこそ、かぶき町四天王篇で新ちゃんに殴られて。
きっと、かぶき町四天王篇がなかったら、銀さんは自分だけでなんとかしようって思ったんじゃないかなって。それが今じゃ、自分の弟分に後を任せられるようにまでなった。

「ぱっつぁん　侍（おれたち）の力…見せてやれ」

ここで目頭を熱くしないでどこで熱くするかって話ですよ、コンチクショー。

さらに言えば、原作読んだときは、「主人公（銀さん）が人気投票ハットトリック（新ちゃん）に最後を託した」としか解釈してなかったので、ただひたすら銀さんの心境の変化にメロメロしたりムラムラしただけでしたが、ジャンプで金魂篇が終了した今、改めて見てみると、「主人公（銀さん）が主人公（新ちゃん）に最後を託した」って解釈もできるんだと気づかされました。

漫画とアニメ、単体でも十分面白いですが、相乗効果でよりいっそう楽しくなるのが銀魂クオリティ！☆（≧▽≦）☆！

そして、フミ子姐さんの覚悟に応えて、仲間の力を合わせて鉄の星を破壊した後は怒涛のエンディングです。
最後のオチを知ってるので、石田桂さんと古谷エリーの会話は平常心で見られるかと思いきや、普通に涙腺が緩んじゃうあたり、声優さんの底力がマジパない！
やだこれ。何これ。石田さんと古谷さんの熱演のせいで、

普通に泣けちゃうんですが！ﾉ￣□￣)ﾉ ~┻━┻ﾄﾞｶﾞｼｬｰﾝ!!

やっぱ、桂さんのこの台詞が卑怯だと思うんですよね。

「それでもそこが前だと信じているならば　涙を越えてゆけエリザベス
　俺も己の信ずる前をゆく
　たとえ何万光年離れていようと　俺達の道はつながっている事を…忘れるな」

高杉さんっていう道を違えてしまった仲間がいてもなお、「たとえ何万光年離れていようと　俺達の道はつながっている」と言い切れる強さ。別れがあることを分かってて、それでも銀河だろうが血の河だろうが飛び越えて助けに行く強さ。
そして、そんな桂さんの思いを汲んで背中を預けられる銀さんと坂本さんの強さ。
剣や銃に頼ることなく、侍としての矜持一つで地球と蓮蓬っていう枠を取っ払い、蓮地同盟を取り付ける坂本さんの強さ。

かっこよすぎる！o(>ﾛ<o) (o>ﾛ<)oﾊﾞﾀﾊﾞﾀo(>ﾛ<o) (o>ﾛ<)o

普段は３バカ呼ばわりでも、いざってときに見せる大人達のこうした強さや三者三様の戦い方が、きっと新ちゃんや神楽ちゃんに伝わっていくんだろうな。
それを思うと、銀さん達ってやっぱり人生のインストラクター（２２９訓）なんだなって。


探さないでくださいの迷路とか、ガンダムパロとか、下ネタで散々笑いつつ、それでもいろいろ考えさせられ、泣かされ、そして、ラストのシュールなオチに脱力する。
いろんな要素がつまった贅沢な長編でした。

ジレンマな特別EDの紙芝居仕様もいつもとは違った雰囲気で素敵だったしね！☆^(o≧▽ﾟ)o

クオリティの高い宇宙戦闘シーンを作り上げた作画陣をはじめとするスタッフの皆様、ノリノリで演じてくださったキャストの皆様、お疲れ様でした！
そしてありがとうございました！

心の底から楽しかったです。☆（≧▽≦）☆！

世知辛い世の中、言葉による感謝だけじゃお腹は膨れないし、ここまでクオリティの高い作品にしていただけるんだから、ＤＶＤを値上げしてくれても全然ＯＫなんだけどな………(￣｡￣;)ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

さて、（そんなに全速力で原作消化しなくてもいいんじゃ……総集編とかフルＢＧオンリーとかで繋いだ方がよくないですか？っていう余計なお世話的な心配を吹き飛ばす勢いで）来週はスノボ篇！

「次回　『拙者をスキーに連れてって』　よろしく頼む」

将ちゃんは相変わらずイケメンかつイケメンボイスでしたが、そっか、これが来年４月からスタートする「黒子のバスケ」の火神くんの声なのか……((φ(．．。)ﾒﾓﾒﾓ






【蛇足】

高松さんがレギュラーなのはともかく、あの古谷さんがヘルプってなんかすげぇ！

ってことはさておき、紅桜篇は高松さんが声をあててたことからも、レギュラーエリザベスだ
ったってことは納得なんですけど、４６訓でナースな内野さんとつきあったり、６９訓で所帯持ってたエリザベスはレギュラーエリザベスとヘルプエリザベス。どっちのエリザベスだったんでしょう。
地味に気になる（笑）

地味に気になると言えば、坂本さんって、なにがきっかけでサングラスをするようになったんでしょう。陸奥っちゃんもでっかい編み笠かぶってるし、日焼けならぬ宇宙焼け防止なのかなぁ。←適当。