カテゴリ:美術・展覧会
芸術の秋第一弾(笑)
今年は見たい企画展が目白押し&田中まさんに教えていただいた「日経おとなのOFF」を見て 美術館に行きたい気持ちが抑えきれず、 その雑誌を手に入れた翌日、先週の日曜日に行きたかった展覧会の一つ、 「NHK日曜美術館30年展」を見に上野へ行ってきました。 この番組で紹介された作品の中でも厳選された名品が見られるとウキウキしていったのですが、 入場制限をしているほどの混雑ぶりにビックリ!!! NHKを見くびっちゃあいけませんな。 紹介されているものは期待通りの内容の濃さ。 ピカソやルノワールなどの西洋の名画はモチロンですが、黒田清輝や高橋由一、棟方志功、 それに国宝の「鳥獣戯画」などなど日本の誇る名画の数々が圧巻で 日頃あまり日本画家の絵を見ることのない私には新鮮で楽しむことが出来ました。 印象に残ったのは志功の「二菩薩釈迦十大弟子」。 十二体の菩薩様とお釈迦様のなんともいえない魅力的な表情にとても惹かれ、 ミニチュアでいいから欲っしぃ~と叫んじゃいました(笑) あとはこの展覧会のラストに飾られていた高島野十郎の作品。 私は恥ずかしながら、これまで全く高島野十郎さんのことを知らなかったのですが 氏は生存中は全く無名でなくなってから10年後に福岡の美術員によって発掘された 画家さんだそうです。 話しかけてきそうなほど写実的な人物画、思わず触りたくなるような静物画。 どちらも寂しげで、でもあふれ出る怖いほどの生命力が感じられ、 とても気持ちが動かされました。 後で調べたら今年の6月に三鷹で「高島野十郎展」が催されていたとのこと。 もっと早く出会えていればなぁ。。凄く残念!!! 大きな収穫があった展覧会でしたが、展示のボリュームが少なかったのが残念。 あっという間に終わってしまいました。 あと会場が小さいから仕方がなかったんでしょうが、ほそ~い廊下みたいなスペースに ピカソとルノアール(しかも大きめの作品)を対面に配置していたもんだから、 もう大渋滞になっちゃって大変でした。アレは失敗ですね~。 NHKさん次回開催する時はよぉぉぉく考慮してください!!! そんな感じで期待して大混雑の中を苦労した割には満足感が今ひとつだったせいか 美術館のハシゴはしない主義なのに、 欲張ってもうひとつ「ベルギー王立美術館展」も見てきてしまいました。 こちらはフランドル絵画がお好きな方なら 幸せになること間違いなしの素晴らしい作品がたーっぷり。 なのにほどほどの混雑でほぼ満足出来るほどゆったりと見ることが出来て幸せ倍増。 ほとんど出展されることのないピーター・ブリューゲル(父)の「イカロスの墜落」は 目玉の一つだけあって素晴らしい作品。 でも見ることが出来てうれしかったのはルーベンスの「聖ベネディクトゥスの奇跡」。 横にはドラクロワの模写も展示されており、見比べることができたんです♪ んもぉ、最高!!!! フランドル絵画のほかにもマグリットなどの現代絵画も見ることが出来、 とっても充実した企画展でした。 で、松方コレクションも見たくなって常設展も見てしまいました。 「おとなのOFF」で予習していたので想像してはいたのですが、それ以上の素晴らしさで。。 こんなに素晴らしい作品が沢山あるんだ~と驚き、感激し、 まるでヨーロッパの美術館のような雰囲気にうっとり。 大きな美術館は企画展ばかり行って常設展はパスしていたのが本当に悔やまれます。 「おとなのOFF」やその他の情報を参考してもっと丁寧に色々見に行こうっと。 この日は欲張りすぎて、かな~り疲れたけど、 とっても充実した一日となりました。 美術館めぐりはまだまだ続く♪ ハシゴはもうするつもりはないけど(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[美術・展覧会] カテゴリの最新記事
|
|