カテゴリ:読書
さよなら渓谷 「悪人」のヒットでこの路線に転向しようとしてるのか、吉田修一さんの犯罪もの。 幼児殺人と集団レイプという非道な犯罪の二本立てという さわやかなタイトルとは程遠い内容でげんなり。 (ただし、幼児殺人はほんのきっかけでしかなくほとんど掘り下げられていない。) ん~。 憤り、哀しみ、せつなさ、やるせなさ。 読後、それらがどーーーーーーっと押し寄せてきてどうしようもなくなった。 しかし。 アノ状況は私にはちょっと理解しがたい。 なんとなく男性を擁護しているようなそんな感じがした。 ほら、男性という「性」は浮気するようにできているとかそういった感じ。 もちろん感じ方は人それぞれ。 あくまで私見ではあるけれど、 作者が女性でも果たしてああいう展開になっただろうか。とやはり思ってしまった。 吉田さんの作品はやっぱり犯罪ものじゃないほうが好きだな。 * 吉田修一さんの他作品のレビュー * ・ 悪人(プチコメ 上から二番目) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.29 18:20:29
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