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2022.05.07
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カテゴリ:FPのお仕事

気になる2つの記事をみて
FPは本当に世の中の役になっているのだろうか?
というのを疑問に感じた。

記事のひとつは赤坂のTBS周辺の本屋が無くなったこと。
私が鷺沼に住み始めた頃、いわゆる街の本屋さんが2軒あり、うち1軒は夜遅くまでやっていた。
本屋の役割ってなんだろう
本屋だから当然、本を販売することなんだろうけれど、
でも、それだけでなく、情報との出会いの場でもあると思う。
それは好きな分野だけに限らない。
ふと手にとったその本が人生を変えた…って話を聞いたことがある

だから、何か悩んでいる時や、安らぎが欲しい時、単純に疲れた時など
本屋に立ち寄ることで、新たなエネルギーを生んだりしていた。

それらは、経済的価値では簡単には計ることは難しい。

前置きが長くなったが、資本主義社会において、
物事の価値は経済で計られることが殆どである。

だから経済的価値を生まないものは、評価されずらい。

ただ、世の中には、経済的価値がないけれど、重要なことがたくさんある。
野球で例えると送りバントのようなもの(それでも評価されている方だけど)


そういう重要なことの一つが街角の本屋さんで、
本屋が街から消えることで、本屋だけでなく、色々なものが失われた。ということ

昨今の日本の不況というのは、効率化優先、経済性優先によって
評価されず消失したものの影響ではないかという説もある。

もうひとつの記事は、ファイナンシャルプランナーは詐欺だという主張を
ファイナンシャルプランナーが行ったこと

ファイナンシャルプランナーの中でも保険や証券などの販売を行ってる人と
それら行わないいわゆる独立系と言われる人に大別される。

独立系は商品を販売しないから、公正な立場でアドバイスができるとされている
でも、本当にそうだろうか?という提言だったんだけれど…

この話を出るたびに”街の電気屋さん”は公正さを求められていないのに…って思っていた
街の電気屋さんの強みは、系列メーカ製品の情報は強く、また修理すらしてもらえる。
電気屋によっては系列でない商品も扱ってくれるところさえある。

近年は家電量販店の躍進で街の電気屋さんも減少しているので、これもまた色々懸念することがあるけれど。

そう考えると独立系でなくてもファイナンシャルプランナーとしてのスキルを提供できれば
商品を販売してもいいんではないかと思う。

多分、そういう話になったのは、保険や証券の販売手法にこれまでトラブルが多かったことに
由来するんだろうと思う。
流石に近年は、コンプライアンスが厳しくなってきているので、そう簡単に変な販売はできないようにはなっている。

いや、実はそういう話をしたかったのではない。

ファイナンシャルプランナーのお仕事は、お客様に
日常生活におけるお金に関するアドバイスを提供することにある。

得られた収入の中から、支出を上手く配分するのに、時間軸で大局的にアドバイスし、
経済面だけでなく、健康面や心理面なども考慮して、最適解を一緒に考えることにある。

だけど、それは、役に立っているのだろうか?
いや、目の前のお客様には、役に立っているだろうけれど(そう信じたい)、
世の中全体として…

経済的価値のないと言われるものでも、重要な物事を疎かにしていないだろうか?

ファイナンシャルプランナーの相談の中に、そういったことが関連する(しかもかなり重要)ものが
数多くあるが、
実は私がFPを勉強していた頃は、そこに経済的価値がなくても、重要な物事は、しっかり伝えるように教え込まれた。

だから、経済的価値が直接的でなくても、生産性向上などの形で経済性に貢献しているとの趣旨を取り込むようにしていた。

それが「当たり前」だと思ってた。

でも、そんなことを2つの記事から感じるということは、
その「当たり前」は当たり前でなくなっているのかもしれない。

色々と考えなければならない時期に来ているのかしれない。

そう考えると
やっぱり昭和40年~平成10年頃は、
効率性、経済性より優先させるものがあったから、
経済的にも心理的にも豊かだったのかもしれない。

ただのノスタルジーかもしれないが…






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Last updated  2022.05.07 19:33:10
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