わんころりん☆にゃんころりん

飼い主の留守中に　『保護』と称して連れて行かれてしまった犬である
この時点で　思慮分別はかけていたが　悪意はなかったはずである

保護をする時の最低のマナー
保護した犬の特徴
保護者の連絡先
警察・保健所など　関連各機関への届出先
最低限保護した辺りにこれくらいの情報を置いてくるのが当たり前である

それを怠ったばかりに　飼い主は必死に探し回った訳である



その頃犬は埼玉県に移動され　おそらく時間的に考えて　個体識別や医療行為など　全くなされないまま　預かり宅へ移送されたと思われる
善意の預かりさんは　首輪に自分の家の連絡先を書いたタグを取り付けたところまではよかったが　その後　油断か不注意から逃走されてしまった

犬は単純に知らない所から　家に帰ろうと思っただけなのである
そこが全く土地勘のない　見知らぬ場所であるなどとは夢にも思わず・・・


不幸は追い討ちをかけるように重なった
初動捜査は行われず後手後手に回っている内に日が経ってしまった

関わった団体からはかなり長い間情報発信される事はなかった
それに加えて　被災地での救済活動に力を入れるあまりに　逸走した犬の捜索など行われることがなかったような状態が継続

善意の第三者が飼い主さんに寄り添うように捜索を開始したものの　その逃走経路は全く掴めていない
そもそも目撃情報が少なすぎるのである

預かりさんを責めるのも酷な話かもしれないが　保護した人間　関係した団体も含めて　たった１頭の犬の安否さえ気にかけずに行う愛護活動とは　いかなものなのであろうかと　別の意味で興味津々である

団体にとっては　沢山保護したうちのたった１頭
しかし　飼い主さんにとっては　掛け替えのない相棒である


ちゃんと世話をされていた犬が　庭から掻き消すように消え　何の手がかりもないまま　漠然と探し続けている飼い主の存在は　完全に無視されているのであろうか　と思われるほど　関係者からは何の発信もない


せめてメモを残してくれていれば・・
保健所に届出さえしてくれていたら・・
逸走などさせないような管理ができていたなら・・
直ぐに捜してくれていたら・・

何を思っても後の祭りである


どこかで見かけた方？
保護してくださっている方？

何か手がかりになるものを求めて　今も捜し続けている人達が存在する



昨日に引き続き　愛護の本質とは何か
そう　問いたい！