●学習相談の記録より抜粋
●学校でよく聞く「自信を持たせるために...」 ←馬鹿じゃなかろか?
「手法そのものが影響をあたえる」のですよ。
>>自信をつけさせたほうがいい
●自信は不要です。自信はつけるものではありませんよ。
自分で納得して自分で育てるものです。
「解ける=自信」という構図は実に危険な構図だからです。
「解けない=自信喪失」になるからです。
解けなくても考えることが出来る=本当の自信(自分を信じる確かな力)ですからね。
安易に自信を持たせると簡単に壊れてしまいますよ。
●どんぐり方式で学習している子は、初めての問題や周りから見て出来そうにない問題を前にしても、しばしば「出来そうな気がする」と言います。
理由があります。
「絵図を描いて解けない問題はない」ということを実感しているからです。
体で分かっているんです。ですから、怖くないんです。
難問にぶつかっても楽しめるんです。これは社会に出ても同じ姿勢を生みます。
「生きる力」と呼ばれていますね。簡単に育つんです。なんと算数の文章問題でね。
●学習には2種類あります。「分からないことがあると怖くなるようにさせてしまう学習」と
「分からないことがあると楽しくなるようにさせる学習」です。
もちろん「どんぐり倶楽部」の学習方法は後者です。
●分からないとワクワクする。これが健全な感覚です。
だから、「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」には解説はありませんし
模範解答もないのです。
模範解答は子供の作品(解答)そのものだからです。
絵図にした瞬間に全てがその子のオリジナルになります。
そして、このオリジナリティーの確認がアイデンティティーの確認につながります。
●今と違って、昔は遊びの中で十分に思考回路を作ることが出来るチャンス(自分で工夫する機会)が沢山あったので、思考モデル(思考回路)は出来ている人が多いんです。
そういう人には考えることも遊びで作った思考回路を使うだけですから、
方法(絵図で考えること)さえ練習すれば、簡単に「頭が良くなる」ことは当然なんです。
ところが、今は日常的に工夫することが出来ない状態(学校・塾・習い事...パターン学習というコピー作業しかしていない)になってしまっているので回路そのものができないままに思考回路作成の臨界期を過ぎてしまう場合が多々あるんです。教育環境が危機的に悪化しているとはこういうことなんです。...ん~~~、この悪循環から抜け出すには、今暫くは、家庭でのリセットしかなさそうです。 (2008年05月30日 13時46分01秒)
●計算でもそうですが、割り算を使った方が簡単で高度に見えますが、
実は全く反対で思考回路養成の観点からは無駄な時間潰しの時間になるんです。
ところが、等比を使ったり絵図で分解したりする(計算している)と、
その時間も常に思考回路養成(同じ回路を使うにしても高度な視覚イメージ操作)に
使えるんです。
3Mや4Mを年長さんや小1が軽々と解けるのは計算式を使わないからです。
式も答えも重要ではないというのはこういうことです。
さらに、解けるということは3Mや4Mを解く時期と同じ思考回路を年長や小1で既に苦もなく
やっているということです。
これがどれだけスゴイことか分かりますか?
誰も(本人さえも)気付かないうちに思考力養成ができており本当の学力がついているんです。
...だから、「どんぐりマジック」なんです。 (2008年01月08日 06時50分55秒)
>絵図を描いても絵図を使わずに、計算式だけで答えを出そうとする場合
●の原因は殆どの場合が学校の勘違い学力養成授業です。
絵図で考えるという本当の思考力養成方法を知らないがために、
計算式で出させる練習やパターン学習ばかりしていると、
家庭でも「絵図を描けと言われたから描いた」だけで「絵図で考える」ことは
いつまでもしない場合があります。
そして、できなくなります。最も悪い環境にあるといえます。
家庭で修復(思考力養成)をしても学校で毎日悪い方に修正されるんですからね。
かなりの工夫が必要ですよ。 (2007年02月10日 15時35分23秒)
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