カテゴリ:カテゴリ未分類
運転免許を取得してはいるものの、車の運転が得意な方ではなかった。
だから私は遠出をする時以外は車を出さない。 また、眼鏡を使用してはいるものの、眼鏡をかけるのは好きではなかった。 だから私は遠くの文字や景色を見る時以外は眼鏡をかけない。 だから私は、夜は絶対に車を出さない。 眼鏡をかけなければ、狭い視界は霞がかる。 だから私は、自転車に乗る。自然に優しい紳士なのだ。 その日の私もそうだった。 4月17日 日曜日 コロッセウムスペシャルエディション開催日 PM8:00 とても楽しみだった。 翌日中に専用ファイルのDLも済ませておいたし、作戦もそれなりに練ってあった。 ギルドマスターみかん氏や、我が師匠にしてサブマスター・バフォラート氏も参戦するということで、期待は最高潮に達していた。 だが私はその前日、夜更かしをしてしまったのだ。 生理現象だから避けられないことだが、起床はPM4:00をまわった。 そこでもう一つの生理現象も最高潮に達していることに気が付いた。 空腹感である。 一人身の男によくあることだが、食料が底を尽きていた。 何かあると思っていたキッチンの戸棚には、しなびた海苔が鎮座しているだけだった。 (さすがに2時間空腹は耐えられないな・・・) コンビニまでは自転車で往復35分かかる。 我が家は駅から近いが商店は遠いのだ。 N「ちょっと、飯買いに行ってきますわー」 M「いてら~」 B「あぃー」 N「間に合う限り3鯖でお会いしましょう^^」 二人の幹部に挨拶をし、私は自転車をこぎ始めた。 吹きつける暖かい風の中、私はコロッセウムへの期待に胸を膨らました。 ウォーリア、バルキリー、マジシャン、パラディン。 たまには他職で参加するのもいいな。 ディヴァイン装備が貴重なコロッセウムでは、クリティカルブロウのあるパラディンはやはり有利だろうか?それでもバルキリーには敵いそうにないなぁ。 大きな横断歩道をいくつか渡り、ようやく食料を手に入れた。 食べながらでも狩りのできるよう、手軽なおにぎりを複数買った。 重くなるため、買いだめはしなかった。 元来た道を帰る。 この頃には意識はほとんど食べ物に向いていたような気がする。 我ながら興味の移り変わりがめまぐるしい。 INTヲリでワイルドに頑張ってやろうという、素敵な人生設計プランができあがった頃、 3つ目の信号が青く光った。 大きい割に、誰もあまり渡らない横断歩道だった。 大きいから、車の多い横断歩道でもあった。 横断歩道を渡り終えようとした無垢な田楽を、巨大な鉄の塊が襲った。 (まじっすかぁ・・・・・・) フライング田楽。 デボさんの絵が正夢ならぬ正絵となってしまった。 幸か不幸か、意識は飛ばなかった。 体のあちこちが妙に熱い。 なんとか息ができるようになり、まずは何の罪もない自転車を見た。 彼のサドルから後ろはなくなっていた。 年期の入った愛車だったため、ショックは大きい。 で。 「うわ」 血、出てるし。 なんかやばそうだし。 ちゅーかこれ、死ぬ? 鉄の塊逃げちゃったし。いや、慰謝料なんてどうでもいいけど。 だが私はまだコロッセウムに参加するつもりでいた。 何を血迷ったか、脚と一緒に自転車もひきずって徒歩で帰宅。 ・・・しようとしていた。 が、帰宅を目前にして近所の人に止められた。 「止めてくれるな。私はやらなければいけないことがあるんだ。」 とは言えず。 「大丈夫ですから」 とだけ言った。(もっとも、実際は声にならなかったのだが) 一度はそれで押し通せそうになったのだが、やはり救急車を呼ばれてしまった。 目が覚めると病室だった。 体の色々なところに色々なものがくっついていた。 点滴、ギブス、包帯。 動かさなくてもわかった。 (折れてないじゃん) 時間を確認したかったが、起き上がれる格好ではなかったため再び浅い眠りについた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 夢の中で私はターラにいた。 自分が入り込んでるのではなく、いつも見ているゲーム画面だ。 アンテクラに殺される夢だった。 やっぱり自分は両手マジだったような気がする。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 翌日、医師から色々説明を受け、レントゲン等、色々な検査をしたが、 驚いたことに、右腕にヒビが入っているだけだった。 骨が治るまでは早ければ全治2週間で十分らしい。 「入院をお勧めしますが、どうします?」 「帰るっすーヽ(´▽`)ノ」 まっすぐは帰らなかった。 タクシーを拾い、近所に自転車を買いに行った。 前代の不幸を起こさぬよう気をつけたいところだが、今回は私に非はない・・・と思う。 前代の面影のある、シルバーフレームの自転車を購入。 さすがに乗るのはまずいだろうから、体と左腕を使って押して帰った。 というわけで、私は本日PM8:00帰宅したのだった。 「ん?」 家の前にはあの前代の自転車があった。 誰が持ってきてくれたのかはまだわからないが、 もう私はこの前代自転車に愛着を感じなかった。 そのガラクタに魂はこもっていないのだから。 魂はもう、私の新たなパートナーにある。 大陸でもたまに気持ちのこもった物に関するトラブルがあるが、 私の場合割り切ることでそのトラブルは避けている。 しかし、今の問題はそこではなかった。 「おにぎりがない。」 前代の前籠には、ご丁寧にコンビニで買った物全てが入れられていた。 袋。おにぎり・・・の抜け殻。 「・・・誰や食べたんわ(;´Д`)」 同時に更なる問題を思い出した。 一人身の男によくあることだが、食料が底を尽きていた_| ̄|○ 私はこの自転車とともに生きていく。 自転車に限ったことではない。 キッチン、家、町。 それら全てと共に生きているのだ。 だが。 おにぎりも大切なパートナーであることを忘れていたのだった。 ----------------------------- なんだこのグダグダな文章w 無能まるだしだな。起きたばかりとはいえ。(←ひもじいから寝たらしい) ま、何が言いたかったというと、食料に余裕もたせとかんと痛い目見ますよ!て話。 ちなみに保険は入ってました。 もう皆さんのコロッセウムレポ見るたびに悔しくてしょうがない! 僕もヒゲ伸ばしたかったなぁ。 コエリスが勝ったようで嬉しい限りですが。 とりあえず、当分はキーボードが打ちにくいな^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|