巨峰の実ができるまで撮影2009夏2009年6月~10月24日ブドウの開花は普通とちょっと違うんです、花びらが見当たらない? 赤ちゃんブドウは小さくて良く見えないので今年はデジカメでマクロ撮影してみた、 すると見えない部分が見えて来た、 特に蕾み(ブドウの実一粒)の生長過程はうまくできていて感心します もう少し成長してくると帽子?が飛びます、グーからパーに変身し成長するとチョキ ここでは主にグーからパーになるところ(花が咲いたと表現?)を観察 このように小さい時は蕾も空に向かって成長します、花が散り(花は無いのか?)実が大きくなるにつれて下降してきます。 この小さなツブツブたちがいきなり大きくなるのではありません。 その瞬間は突然劇的に… 2009年6月27日 26日は久々の快晴で31度まで上昇した、27日もまた快晴 葡萄のつぼみ(花蕾”からい”)は待ってましたと言わんばかりに次々と帽子を飛ばしはじめた。 この帽子の形は直径3ミリほどのミニミニ熱気球のような形状、外れると 中には中央のトックリ状のものが実になる部分で先端部が雌しべと思われる、周囲には5個の雄しべが観察できる 不思議なのは実の形が良く知っているブドウの実とは違うのだ、いつ変身するのか? (わかりました、風船を膨らますのと同じような原理でした) 飛んだ帽子たちは地面に落ちてまるで緑色の花を咲かせているようだ 実に巧みな帽子の仕組みに驚かされる 『実を守るための保護カバーのような働きで形は気球のような姿です』 1→雌しべ雄しべが成長して膨らんでくると帽子の付け根から切り離される(この時点で水分の供給が無くなる) 2→さらに5~6分割された境界に切れ目が入る 3→乾燥することによりカールしさらに雄しべの成長により持ち上げられ 4→本体から分離する 切り離されてから分離するまでに時間がかかると乾燥が進み帽子の色も茶色く変色し、 張りも無くなってくるようです。 (不思議なのはこの構造だとどうしても内側にカールしそうなのだが…何でこうなるの?外の方が乾燥早いのかな?、 雄しべ同士の付け根の間に存在する茶色の部分はいったいなんなのか?) 本当にこんな帽子があったらユニークですね。 5枚と6枚があると言う事は雄しべが5本のものと6本のものがあるということです。 こうして成長してしまうと推測しかできないが、5角と6角が混在していると言う事は もしかすると房の発育極初期の段階ではサッカーボールのような模様形状をしているのかもしれない。 (追記、2010年は4枚と7枚も発見しました。)年数に関係するのか? この時期になると成長して緑色だった枝の部分も茶色みががってきます。徐々に変化するので普段は気が付かないな…。 雄しべが落ち、そして このツブツブ全てが大きく成長するわけではありません、 成長が早く元気のある実に養分がまわっていくようで1ユニット4~5個のうちの健康優良児1個程が成長していくようで、 残りは枯れて落ちてしまう運命のようです。 7/9なんと虫食い発見!ブドウとしては期待薄ですが今後の展開一体どうなるのか? (でもこれで中の様子がわかったこれは種子の部分ですね) このまま大きくなって来たので取り去りました、7月は雨や曇りがつづき日照に恵まれませんでした。 7月~8月今年はやけに毛虫が発生し葉を食い荒らされた、毎年このガラの毛虫、見るとお隣の葉っぱもボロボロダ…! 8/1光線の当たり方で内部の様子が透けて見える、雌しべの跡から編み目状に走っているのは一体何!? 花が咲いてから一ヵ月ほど経過でやっと葡萄らしくなりました、後は色付くのを待ちましょう。 8/11今月末には色づき始める予定です、房の数は昨年の三分の一ほどで少々ガックリ! 8/29昨年から見ると2~3日遅れ気味のようです(8月26日頃より色に変化が現れました。) スッパイ! だいぶ色付きましたがまだ酸味が多く酸っぱいです(内部に光線が入らなくなるほどの色でないと甘く無いようです) テレビの番組で、付け根の実と先端の実の甘さに違いがあるのか糖度計で調べていましたが付け根の方が甘いとの結論が出ておりました。 でもこうして見ると色付きは中央部分から始まっているゾ!必ずしも付け根の部分から始まっているわけではない。 2009年のぶどう観察記録もそろそろ終わろうとしています、今年は6月の花が咲く頃を重点的に撮影してみました 7月の日照不足や雨が原因?なのか育ち具合は今一でしたが、甘みも増してちゃんと巨峰の味がしました。 昨日カラスが狙っていた、取られないうちに一房収穫し、残るはこの三房となりました。 やはり酸味が消えてよりおいしくなっています 上の写真を撮影した日の午後メインで撮影していた右側の房がカラスの攻撃により落とされてしまったので 左の大きい房だけ収穫し残るは中央の一房となってしまいました。 来年に期待を込めて…バイバイ ところが10月25日午前消えた!、お楽しみと思って残しておいたこの最後の一房が、カラスに持ち去られ消滅していた。 下に3~4つぶ転がっていた、来年は取られないように策を練らなければ… 2008年の観察分は前のページへGO 2010年の観察分は次のページへGO ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 上記の木のすぐそばにぶどうの新芽が育って来ているのを発見した、(ほぼ実物大です) 育って実を付けるのだろうか?3年後か~ こちらも成長してきましたが本当にブドウなのか、またブドウならば種類も不明な状態ですがしばらく様子をうかがうことにしました。 2010年5月、寒い冬を乗り越えて今年も元気に育っています。 2010年7月、枝も50~60センチほど伸びツルで巻き付いています、感じとして巨峰ではなさそうです。(一体なんでしょう?) 種から発芽させた方の写真と見比べると巨峰のようにも見えてきました、但しこのブドウ双葉がありませんから種からでは無い事が判りました ひょっとしたら枯れたと思い剪定で切り落ちた枝が芽を出したとも考えられますね~ 2011年5月29日今年も元気に育っています、若干剪定し整えてありますが 節々から芽が育っています(本物の巨峰の木よりも若芽は早く育っています、だいぶ剪定した) はやいものであれから3年経ちました、この芽が育っている間に世の中の変貌ぶりにはただただ閉口するばかり。 2012年5月12日 気温が6〜8度雨に風がビュンビュンです、先日は竜巻被害や昨日は雪が降った地域もあったとのニュースが… 昨年は勢い良く成長していましたので剪定して2メートル位を残しておりますが 現在芽も9個ほど育ち3〜4センチ位で葉が出てきております もしかすると今年は花が咲いてくれそうな予感がしますが、どうなることやら…?? 一房芽が出て花が咲いたのですが実は出来きませんでした、ダマされたパタ〜んでしょうね。 (2013年〜2014年巨峰ではないようで、実もできませんでした) 2008年の観察分へGO 2009年の観察分 2010年の観察分へGO 2011年の観察分へGO 2012年の観察分へGO 2013年の観察分へGO 2014年の観察分へGO 2015年の観察分へGO ジャンル別一覧
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