ネットカメラで巨峰の出来る迄観察した。

2008年夏ネットワークカメラで巨峰の出来る迄を残してみました、撮影日時が入るので整理が簡単でした、(曖昧な記憶に頼らなくても済む)
元画像は倍ぐらいですが全体を見やすくする為に縮小してあります。
また、6月の花咲いた時期の画像はありませんが『巨峰の実ができるまで撮影2009夏』をご覧ください。
(現在のネットワークカメラでは見えない部分をデジカメでマクロ撮影しています。)
画の下の数字は月日を表しています。
ピクチャ-3.jpg
芽が出て実が成るまでには約5ヶ月間もかかるのでした(北海道の札幌での例です)
また、実が色付き始めてから1ヶ月ほどでやっと美味しくいただけるようになりました。
(成長途中の実は結構固いのですが、いつ頃実の成長が止まるのか、また甘くなるのかまだ良くわかりません)
その期間中には様々なドラマがあります、
最初の頃は虫や葉っぱの障害、成長時期の風や雨(台風時期)日照不足、終盤に至っては実の障害や鳥に狙われたりします
成長には気温と日照の条件が大きく影響するようです、、また風とうしやできればクリーンな環境がおすすめです。
植え付け当初から薬等の助けは一切ありません(予算が無いため)、悪い所があったら切り取ります、
選定もほとんどしていません、弱い先端部の枝は冬期間に枯れてしまうので春に枯れた部分のみ切り取る程度です。

最後の写真
ギャ~いきなり大きな方の房が消えた!朝一見た時はちゃんとあったのに…?
ビックリして行ってみると落下していた、
よくよく見ると付け根の部分がほぐされていた
カラスがほぐしたようですが葉の陰になって見えませんでしたアッチャ~
良く来るな~程度にしか思っていませんでした、しかもいつもは一個づつくわえていくのですが
よりによって観察用のサンプルを房ごと狙うとは…落っことしてしまって残念でした!
でも狙っているのは鳥だけではないようですよ。

2009年6月~10月24日の観察分は次のページへGO

2009年6月~
2008年の6月はネットワークカメラでは撮影できなかった細かな部分を
2009年はデジカメで撮影してきましたが見えにくい部分がバッチリ見えました、
うまくできていて感心しますよ。
巨峰の蕾.jpg

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葉っぱに厄介な腫れ物が…ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

巨峰の葉の表面にボツボツふくれ上がったエンボス症状が出ている
(当初から見慣れていたのでブドウ固有の現象と思い込んでいたがそうではなかった!)
その裏側は白いカサブタのようになっていて点々と付いている、
調べてみるとブドウハモグリダニというダニがコロニーをつくっているようだ。
どうりでカビとは違う様子なので変だな~と思っていた
1-カビのように一点が広範囲に拡大しない(まれに全体的にはびこっている葉も見かけた。)
2-葉の裏面に発生し、症状の有る葉っぱ周辺はだいたい同じ位置に出来ていて模様が似ている
3-葡萄の葉は発芽時白っぽい毛で覆われているので成長過程で(雨や風、温度)等の条件が影響しているのではないか?
(越冬するとも記載があったし、水や気温も関係ありそうだ)活動開始?

参考写真、蔓延を防ぐため撮影後焼却処分にした。(翌年発生数は減少してきた、ダニは早期発見早期処分)
条件により範囲が拡大している様子もある。(ここまで成長させてしまうとは…知らないと言う事は恐ろしいです)
2010年今年も出ました!(成虫のまま芽の付近で越冬するそうです)
下記写真のようになる迄放置するのは危険!陰に隠れて増殖する。
とにかく増やさないように発見したらすぐに処分する事を心がける(葉ごと焼却が一番)
数カ所ならばその部分のみ切り取り
汚染されている枝は枝先迄追いかけるように上昇するようです
薬の散布はしたくないので実験を試みました、
油性のマジックで封じ込め作戦を実行
インクは吸い込むように内部迄浸透して行きますがやりすぎると葉まで傷めますがその部分だけなのでただいま様子見です
ただし小さい葉は弱いので影響が大きいようでカールする時もある(マジックの種類にもよる)
これでダニの増殖が阻止できれば良い訳です(なるべく葉は切り落としたくない状態の時)
モウセン病.jpg
隣接している枝でも全くダニの居ない枝は奇麗な葉の状態ですがたまに数個ほど飛び火したような時も有りますので要チェック(これが蔓延の元)
とにかくシブトイ奴です…
成虫は0.1ミリほどだそうですがこの手の虫はほとんど枝の先や葉の先目掛けて進む傾向があります。(きっとエスカレーターに乗っているような状態でしょう)
葉の極々小さい時に付くのでしょう分布状態を見ると左右対称っぽいのが多いのもうなずける。
(目で見えないようなダニがこれほどの軍団までなると一体何匹いるのでしょうか?)

★参考になった関連情報のブログ★ (すでにサービス停止してしまったところもありますし、突如消滅する可能性もあります。)

閉鎖したようです、
★ブドウハモグリダニ1★
中にある写真『無防除の家庭菜園(札幌市)で発生したブドウハモグリダニの被害葉(左:裏、右:表)』これと同じ症状で、同じく札幌ダ。

閉鎖したようです、
★ブドウハモグリダニ2★
★ブドウハモグリダニ3★

そもそもこのページを作ったきっかけになったのは購入したネットワークカメラの性能や使い勝手を試すためでした
時を同じくして庭に植えた巨峰が芽を出したので観察してみようと思いつきました
木のそばには温度計も付け、カメラの横にも付けて内外温度の違い等もわかりましたし、地中の温度も見る事ができました。
鳥や猫もやってきますし風や雨の様子も部屋の中からいつでも確認することができました
慣れてくると葉に付いている虫も発見出来ました、
夜間でもカメラは肉眼よりも明るく見る事が出来るので街灯の明かり程度で充分外の様子がわかります
空に向けると稲妻の発光で近いとか遠いなとか…
たまたま見ている時に地震がありカメラが揺れた映像も見る事ができた
ネットの環境があれば世界のどこからでも見る事が出来るんですから世の中進歩したものです。

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