カテゴリ:開発競泳水着の見所
【競泳水着問題、選手のため?メーカーのため?】
各社の改良水着が出揃い、ネット上では水着問題のコメントが多くされていますね。本当に色んな考えがあり、認知の高さには驚くものがあります。 ただ、とても強く思うことは、「主役はいったい誰なのでしょうか?」ということですよね。この問題は水着のルールを作っているところに関係しているように思います。国際水連の裏事情を少しだけ聞きましたが、そこには「大人の世界」と「発展国の経済」があるようです。 人が物を動かさなくてはならないのに、物が人を動かしているようで何だか悲しくなります。 【スピード(LZR RACER)の気になる話題】 何かと話題のスピード社の水着、LZR RACER(以下、LR)については、日本のショップさんも価格や使用方法など色々な面で悩んでいるそうですね。ここにまで影響しているなんて・・・。 価格は北京五輪後、どのくらいの需要と供給になり、それに伴った生産速度に左右されるのかなと思います。また、価格の割りには、寿命がかなり短いので一般的とは言えず、トップを争うレベルの選手辺りが使用することになってくると考えられます。 使用方法に関しては、体を引き締めて水中で前進しやすくする一方で、レース後に急に水着を脱ぐと脳貧血を起こす可能性があるほど、締まった水着のようです。 なので、詳しく知らない人が、成長期だったり、疲れている時には注意をするべきではないかなと思います。 メリットとデメリットを理解して使いこなしていくことが重要であり、今後一般販売されるようであれば、慎重に行わなければならないように思います。 今後は、今の水着問題同様、国内でも水着によるタイム差が出てきてしまう恐れも捨てられないため、他社のこれからの開発にも目を向けていく必要性が生じてくると思います。他社の開発が良く、価格も手頃となってくれば、この水着問題はある程度解消されてくるのではないかな~という気がします。 果たしてどうなっていくのでしょうか。 【国内スピード社の販売に注意】 一つ重要な情報を親切な方に教えていただきました。 スピード社の社員ではないのに勘違いをさせて、LZR RACER(レーザーレーサー)を紹介するふりをしてFS-PROを売りつけている業者がいるとのこと。価格が全然違いすぎます(´◇`ill) ☆女性用スパッツ型・・・LR(参考:48,300円)、FS-PRO(参考:19,950円) 国内のLZR RACERの発売は一般的には2009年からとのことです。早いところでは、今年の11月からの予定になっています。予約を除き、まだ売られていませんのでお気をつけ下さいね。予約も不安な方は、⇒ホームパージの取扱店舗を参照すれば良いと思います。 【最後に】 スピード社のLZR RACER(レーザーレーサー)は、一般スイマーにとっては興味はあっても買えない価格と思います。手頃で良い競泳水着の新作はどんどん発表されていますので、そちらへ目が行くことになるでしょう。 レーザーレーサーを打ち出し、成果を出していることでこれを1つの広告塔とし、今後メーカーとしてのビジネスのしやすさが伺えます。 ミズノ・デサント・アシックスは、自信作として期待されている水着の改良版が5月30日に打ち出されました(「北京五輪用改良競泳水着発表」参照)。どの社も締め付け感を重視しているみたいですが、やはり気になることは、山本化学工業製素材「バイオラバースイム」(「たこやき水着」ともいう)ですね。 デサント社とアシックス社は、一部に採用したと発表していますが、ミズノ社のカジキ水着だけはこれを採用しませんでした。ミズノ社の考え方としては、たこやき水着に近いものがあるため、自信を持っておられるのでしょう。 五輪前には、またさらに改良されて変わっているかもしれませんが、この3社は日本人にとって身近で消費者の多い一般スイマーとの距離感は近いように思います。 今回も最後まで読んで下さり、ありがとうございました( ^◇^。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年06月03日 10時14分30秒
コメント(0) | コメントを書く
[開発競泳水着の見所] カテゴリの最新記事
|
|