カテゴリ:司法研修所前期・後期修習
112の合議体中約2割が無罪。
事案はスリの犯人性、とだけ言っておきます。 おそらく58期の実務修習中の模擬裁判の素材になると思うので。もっとも、私たちが使った事案には多少変化が加わると思います。ネタバレを防ぐのと、検察弁護間のバランスを取るためかと思われます。 ところで、司法試験の試験委員もやっていらっしゃる先生とお話しする機会があったのですが、やはり司法試験の答案で要求されるのは論理性のようです。 答案の前半で、ある理屈を取ったのに、後半でその理屈を取ると不都合になるからと言って、違う論理を持ってきたりする答案はやっぱりダメみたいです。 ここからは私の意見ですが、不都合になるなら、なることを認めた上で、その上でどうするか、というのが問われているんだと思います。 ご都合主義な答案はやはりダメなようです。あと、人によっては、論点ごとに問題文ごとに学説を変える人もいるようですが、やはりそれは法律家としては不適切だと思います。そう言う人は口述でも叩かれやすいので、どうかお気を付けください。というか、一貫した論理を取ることをお勧めします。 しかし、あと一月で実務だというのに、自分自身を振り返ると、こんなんではあぶなっかしいなあ、と本当に思います。他方で、弁護士になる大部分のクラスメイトに思うのは、やはりみんな相当逞しくなっているな、ということです。もともと精神的にタフな人が多いのでしょうが、私なんぞから見ると、芯も強いし、結構きついのに、社交性もあるし、と言った感じで、みんなそれぞれすごいな、と思いますね。 ではではまた。一週間後に2回試験だというのに、まったくその気がしない自分の暢気さにあきれてますが、とりあえず体調には気を付けたいと思います。皆様もどうぞご自愛ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年08月31日 21時42分21秒
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