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カテゴリ:いぬわし2006
日本には素晴らしい言葉がありますね。「終わり良ければすべて良し」(^_^。
今季の一場投手は苦悩の連続だったと思います。エース不在の緊急事態の中、エースとしてオープン戦から期待され、まずまずの成績を残すと栄えある開幕投手に抜てき。勝てなかったもののなかなかのピッチングを見せ、春先の早い時期にはマリンスタジアムで完封勝利も飾ったりと、私もその時点で『エース襲名』と書かせてもらったんですが、その後は一進一退も、交流戦でもいいピッチングを見せることもあありましたよね。中4日登板があったり、フォーム矯正があり、いいピッチングをしながらも援護がなかったり、パーフェクトで抑えていても突如フォアボールから崩れたりなど夏場以降からは勝てない日がずっと続いていました。いつの間にやら重ねた負け数は14敗。勝ち星も2か月も遠ざかっていました。 多分、昨日の登板は予定になかったと思うんですよね。予定ならハワイに行っていたはずなんですが、先発のチャンスが巡ってきました。相手は今期もプレーオフ進出を決めている、これからさらに苦しい戦いが続くホークス。王監督も福岡入りしチーム一丸で勝つという意識がただよっている中で圧倒されたのか柴原選手と松中選手に連続フォアボールを与えます。いつもならここでズルズルいくんですが、昨日は落ち着いてズレータ選手を打ち取ると、3回は1アウト二塁のピンチも自らの好フィールディングでしのぎ、4回5回のランナー三塁の大ピンチも動じずに三振の山を築いていきました。ストレートも落ちる球もコントロールがすばらしく良かったですね。切れも球威もずば抜けていましたから、いい当たりも伸びないんです。6回以降はパーフェクトピッチング。打たれたヒットはたったの3本、フォアボールは結局初回の2つだけだったんですよね。最後の最後で見事なピッチングを見せて締めくくれたのは本当に良かったと思います。 7勝14敗で防御率4、37は決して褒められた数字ではありません。でも、ローテーションを最後まで守り193イニングを投げ切った事は来年以降真の意味でエースとして活躍するための第一歩となったのではないでしょうか。今シーズン本当にお疲れ様でした!来季は勝ち負けの数を逆にできるようにしてください! 打線は2回にラッキーな形で杉内投手から2点先制!本当にラッキーではありますが、藤井選手とホセ選手はしっかりとヒットを放ちましたからね。5回に西村選手のスクイズ失敗がありましたが、あれは杉内投手が見事でしたよね。7回の追加点は藤井選手のタイムリーと西谷選手のスクイズ。藤井選手は3安打。リード面も良かったですし、来季は真の正捕手となってもらわなければなりませんから、それに向けていい試合となりましたね。牧田選手、塩川選手にもヒットが出ました。 そうそう、昨日のスタメン野手は山崎武選手と藤井選手だけだったんですよ、昨年までの主力は。他の選手は牧田選手以外はイーグルスで昨年試合に出ていない選手ばかりでした。まだまだ頼りない雰囲気の選手も多いですが、この試合経験が貴重な未来を作っていくのかなと思います。また戦力外が2名の選手に出されましたが、それらの選手の思いをつないでいくのが西村選手や塩川・西谷、そして外野の牧田・鉄平選手となっていくんですよね。 なにげに2試合連続完封なんですよね。監督も「これから開幕だといいのに」とおっしゃったようですが(^_^、それだけいい試合をしていますね。あと1試合。フルスタできれいに勝っちゃいましょう! 最後に、佐竹選手と永池選手、お疲れ様でした。今後はまだ未定だそうですが、この2年間の2人のプレーは忘れません。ただ、どこでも守れてバッティングもいい、チームに貴重な「考えてプレーできる」選手である佐竹選手が抜けて、本当に大丈夫なのでしょうか。佐竹選手のようなタイプが1人ベンチにいるととっても安心できるのに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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