[好きな音楽～]の記事一覧 | 炬燵蜜柑倶楽部。

ワシにとってのB’zの入り口であり一番なのは／RISKY

先日ニコニコの「山田玲司のヤングサンデー」の中のB’z論を見てまして。https://www.nicovideo.jp/watch/1541668923（後半は会員のみ。……Zガンダムの解説が面白すぎて入っちまったよ……）基本的に稲葉氏の歌詞とかについてキョーミ深く聴いていたんだけど。で、その中で「この人の歌詞は基本的に私小説」「音楽を聴かない人が聞く」「カーストの真ん中である大多数の人々はかなり彼の歌詞に救われたんではないかなあ」という風にワタシは受け取ったんだけど。ただ！　ただし！基本的にこの解説の方が語っていたのは「ワタシが興味を無くした時期」からなのでwwwワタシが好きになったのがそもそも映像の「HOT FASSION－流行過多－」と「GUITER KIDS RHAPSODY」からなんで、もうそこは違いが仕方ない。なのでまず聞いたのが「RISKY」で、更にその中の↑と「FRIDAY MIDNIGHT BLUE」、それにレディナヴィのカップリングの「Pleasure’91」に救われたタチなんだよなあ。ちょうどもう講師からぽーんしてドロップアウトした時期だったんでなあ。あとはずっと基本機械相手じゃ。ともかく「HOT FASSION－流行過多－」は、https://www.youtube.com/watch?v=KSOEYJZibbs見れば一発なんだけど、……まあ時代的なものはあれこれあるんだけど、しょーじき松本ギターにはさほどキョーミが無いワタシとしては、あくまで歌ものとして聴いてたんだよな。そーすると歌詞が見事や！ということになってなあ。つか、解説で聞いてこのひと教員免許は知ってたけど数学専攻ってことは忘れてたんで「そーか結成してから歌詞書き出したんだよな」ということでびっくらだわさ。そら私小説歌詞になるわい。で、「HOT FASSION－流行過多－」の苛立ちってのは、よく見ると結構面白い。情報の渦にぐだぐだになってる現在の状態って奴とか色んな中で振り回されてる「誰か僕を楽にして」という結論の歌詞なんだけど、途中に。「だけど悲しいかな最先端の話題は地球と自由と革命の絡み」→左派とか環境保護とかそういう関係の話w「ありもしない女線をピンピン感じたり」→神経がビリビリしているよね「知性の問われる現代だから文芸雑誌ちょっとななめ読みのキーワード散りばめながらの主題のウワベを語るデートはもう最低」→これwwww「どこかの虐殺への怒りさえ置いてきぼりだよ」→実際そういうの当時あったし遠い環境問題よりそっちのほうが先じゃね？的なそん中で、「将来ムリがたたって消えて亡くなりそう」「知らないこと知らないと言えない」「誰か僕を楽にして」とか歌ってたんだから、鬱時期の自分には同調できまくりだったわー。まあその一方でギターキッズとかフライデーの方は「自分」というより松本さんとかタクシードライバーの「物語」だけど、「やりたいことがあるアーティスト」のポイントをついていたのでこれはこれで来たなあ。とりあへず「譲れないことを一つ持つことが本当の自由さ」はしばらく座右の銘の一つでした。はい。フライデーの方では、「帰りたいよ早く夢が呼んでるから」「現実を乗車拒否できないのはつらいところ」「幸せはキャンバスの中に好きなように描けるはずだから」というのに押されたねえ。そうでなくちゃやっていけないという年月は医者行って安定するまで続いたもんだわ。「Pleasure’91」は「普通の人々」と自分の落差を感じる時にそれでも「止まれないこの世界で胸を張って生きるしかない」という辺りでやっぱりギリギリしてた自分は救われたねえ。ちなみにこの時期の彼らは結構腐女子の餌食になっておりましたので、（TM流れという場合も多かったねえ）また自分を含む彼女達にも染みる歌詞だったと思うよ……だって特に「普通とは何かずれてる」ことを自覚しつつ、普通の社会で暮らしつつ、それでも何か書かずにはいられないという女子達にとって、この時期の稲葉氏の歌詞というのはねえ！まあだから何というか「もっと普通の人々が共感」できるようになったら、そら興味が消えてしまうわな。悲しいかな。……松本氏と音楽性が合わないのが一番の理由だけどなーーー。たぶん。

炬燵蜜柑倶楽部。

[好きな音楽～] カテゴリの記事

PC入れ直しついでに語ってみる（102）ラジオ体操のすべて

ワシにとってのB’zの入り口であり一番なのは／RISKY