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カテゴリ:ダイエット
昨日、新聞で肥満防止に役立つ物質が新たに発見されたという記事を読みました。
動物実験ではこの物質を投与することによって明らかに体脂肪の増加を抑制できるというデータが得られていて、原理としては人間にも応用できるそうです。 もっとも、こういう記事を新聞で見かけることはそれほど珍しいことではありません。 時々新聞に目を通すだけでも「肥満に効果がある新物質発見」とか「○○が肥満の原因の一つであることが分かった」という情報を目にする事はよくあります。 科学の世界は日進月歩ですから、これからもどんどん新しい理論が証明され、新しい技術が開発されて行くことでしょう。 『肉体改造研究所(筋トレ&ダイエット)』では科学的な方法で体づくりを実践する事をテーマにしているサイトですから、科学の進歩は大いに歓迎するべきことではあるのですが、最近ちょっと心配になることもあります。 それは、 何でもかんでも科学の力で解決しちゃって大丈夫? という事です。 科学が進歩するということは結果として我々が肉体改造を行う上で助けになるのは確かなのですが、本人の努力を全く必要とせずに目的を達成するようなメカニズムが生まれてしまったとき、それが弊害になる可能性もあるような気がするのです。 例えば、特定の病気などをのぞけば肥満という現象は生活習慣に原因があると思いますが、悪い生活習慣を改善しないで「痩せ薬」とか「痩せ手術」のような方法で手軽にダイエットが実現できる時代になったとしても、根本的な問題が解決したわけではありません。 痩せてはいても暴飲暴食を繰り返していれば、他の病気にかかりやすくなっているというリスクに気がつかなくなってしまう可能性もありますし、社会全体が文明に頼って飽食傾向になってしまえば、ムダに消費される食べ物も増えるでしょう。 楽して目的を達成できるのは、決して悪いことではありません。私自身もどちらかというと楽な方、楽な方へと人生をドロップアウトしてきたタイプですから(笑) ただ、効率よくダイエット出来ることはとても大きなメリットだとしても、自己管理能力の向上という大きなテーマから目を背けてしまうと、生活の質自体は逆に低下してしまうこともあるのではないでしょうか? 、 努力して痩せた時の達成感が味わえなくなってしまうのも、ちょっと勿体無いですしね^^ →人気blogランキングへはこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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