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カテゴリ:研究所長の独り言
「学校の勉強なんてなんの役に立つの?」
と聞かれたら、研究所長は迷わずこう答えるでしょう。 「少なくとも理科や数学、そして英語は、肉体改造を行う上で大いに役に立ちます!」 と。 一昔くらい前、研究所長がアルバイトしていた施設に、当時話題になった「伊勢エビキャッチャー」が導入されてきたときの話です。 知らない方の為に一応説明しておきますと、「伊勢エビキャッチャー」というのはUFOキャッチャーの下が水槽になっていて、アームで食用の伊勢エビを捕まえる、というゲーム。 + そしてそれを設置している設置しているゲームセンターなどの施設では、機械の中に粉末を溶かして調合する人工海水と、生きたエビを入れてスタンバイするわけです。 で、そのスタンバイの作業を命じられた研究所長は、人工海水の調合からはじめようとしたのですが・・・ 英語で書かれている説明書と粉末の量、そしてちょっと複雑な形をしている水槽に入れる水の量を自分で検算してみたところ、明らかに人工海水の粉末の量が足りないのです。 研究所長「すみません。人工海水の粉末が足りないみたいなんですが」 担当社員「え?付いているやつを水に溶かせば良いんじゃないの?」 研究所長「はい。ただ、粉末のパッケージに書いてある濃度から計算してみたら、あの水槽に必要な海水を調合するには粉末が今の4~5倍無いとダメみたいなんですよ。」 担当社員「いいよ、とりあえずある分だけ溶かしておけば」 研究所長「分かりました、でも、海水が薄すぎるとエビが死んじゃうかもしれないですよ。」 担当社員「気にしない。気にしない。きっと大丈夫だよ。」 このままではエビの血球が溶血してしまうなあ、と思いつつも業務命令に従ったのですが、案の定お客さんの目の前でエビはだんだんと動かなくなっていき、海水もエビの体液でどんどん濁ってきました。 うわ、これはヤバイ!という話になり、水槽から救出されたエビはもはや瀕死の状態で商品にはなりません。幸いにも従業員たちの胃袋に納まったことで伊勢エビたちは本来の使命を全うすることができたのですが・・・ 数学や理科の授業で習う生物の性質や濃度計算は、サプリメントを飲んだり、料理をする時には大いに役立ちます。 食品に含まれるタンパク質量の計算、スポーツドリンクの調合、などはまさにその良い例でしょう。 また、少しでも英語に慣れ親しんでおくと、トレーニングの種目名から内容をすぐに理解したり、輸入物のサプリメントの成分表を見たりするのに役立ちます。 だから、特に学生で肉体改造に励んでいる方は、筋トレや部活動だけでなく、学業の方にも(多少は)力を入れるようにして欲しいと思うわけです。 →人気blogランキングへはこちら
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学校で習う授業は「受験のための暗号解読」のような先入観を持ってしまって学校にいるあいだに本来の重要性は分からない罠がありますよね。
簡単な理科と数学と英語は生きるために絶対的に必要なんだけど自力で生きていない学生に説明しても通じない。親が勉強しろと言っても子供には通じない。そして大人になって後悔するのです。 所長さんは理科と数学と英語の知識で伊勢海老の危機に気付き家庭科の知識で美味しく食べることができました(笑)。しかし、担当さんは読めないマニュアルと同梱されている物で全て間に合うと思う先入観で所長さんがいなければエビの病気や薬品の不良などの見当外れなことを考えていたと思います。まさに社会人第一歩の学生の状態です。 数学ですが、収入に対するサプリメントの値段やプロテインの消費の見通しやでもっと身近に必要になってきますよね。減量期になるとカロリーの削りどころを探すのにも役に立ちます。 自分は英語は苦手なのですが、英語が得意だと海外サイトからの個人輸入の道が開けて楽しいでしょうね。 (2009.08.31 23:04:38)
>KEN☆KUNさん
いつもありがとうございます^^ そうそう、確かに恵まれすぎている日本の学生にとって学校は「勉強する場所」よりも「勉強させられる場所」というようなイメージがありますから、どうしても自主的に知識を吸収しにくい感じがありますよね。 (私の場合はデキナイ生徒の言い訳ですが・・・) で、おっしゃるように大人になって大いに後悔しているわけです(笑) でも、自分で興味を持った分野から少しずつでも知識を得ることができたのは幸運だったと思います。伊勢えびに関しては正に「棚からボタモチ」でしたけど ^^; 学校の勉強もそうですが、サプリの値段やそれを使い続けるかどうかの判断に関しては、いわゆる「ファイナンシャル・リテラシー」ってやつが重要な気がしますね。 (2009.09.01 22:09:25) |